置き土産 | 崖っぷち十番勝負

崖っぷち十番勝負

日々新又日新(ひびあらたにして、またひびにあらたなり)
我以外皆我師也(われいがいみなわがしなり)


我が家にアシナガバチが巣を作り2回目の秋が訪れました。

つい先日のこと。
巣にしがみついて護衛していた蜂の姿が見えなくなりました。
命は繋ぐもの。

巣を護り続けた蜂たちは解散し、来春にまた巣を作る役目を担うお母さん蜂は長い冬眠生活に入ります。


巣には主も子もおらず。
外すなら今だな…と言うことで、昨年の巣と今年の巣を外しました。

左は昨年の巣。右は今年の巣。
大きさの参考にするために真ん中上にセブンのコーヒーのポーションミルクを置きました。
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この巣を作るのはお母さんの蜂。
木の繊維などを運び、咀嚼をして伸ばしてひとつひとつ巣を作り上げます。
作るごとに卵を産みまた隣に巣を作る…
この繰り返しをひたすら。

同じ仲間でもスズメバチのように高価な価値はなくとも、実に良く仕上がった芸術品だと思います。

裏を見ても接合部には特に頑丈な素材が使われています。
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もちろん習性だと言えばそれまでの話ですが、単なる『虫』で片付けられぬ彼らのレベルの高さを感じます。

彼らの存在のおかげで庭の果樹は害虫の被害にも遭わずに無事に実をつけて…
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こんな共存なら大歓迎です。
また来年も我が家に来てくれよ。


話は蜂から蛇に変わりますが、3軒隣の家の庭は鬱蒼とした庭でしてね。
悪く言うと全く手入れをしない人なんです。
先月の半ばにその家の塀からアオダイショウの子供がわんさかわんさかニョロニョロ…
どうも夏に卵を産んだようです。

アオダイショウ
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人懐こく、這っているところを触っても平気なかわいい蛇。
木登りも上手で昨年、隣家の柿の木に登っていた1mちょっとあるアオダイショウを、目を回すと怖がり逃げる習性がありますので引きずり下ろして尾を掴んでブンブン振り回して追い払ったんですが、懲りて森には逃げなかったんですね。

やれ蜂だ、蛇だと彼らの性質を学ぼうとせず一緒くたにし、何でも駆逐しようとする人が現れないと良いのですが。

さあ、みんな無事に春を迎えられるかな。


朝晩はかなり涼しくなりました。
皆様どうぞ御自愛なされますよう…


お読みいただきありがとうございました。