残暑お見舞い申し上げます。
まだまだ厳しい暑さが続きますが、皆様いかがお過ごしでありましょうか。
先日のことですが、女優のかわいのどかさんとお食事をしてまいりました。
四方山話に花が咲き、いろいろな話をしては笑ってまいりました。
そこらの人であるわたくしめにいつも優しくしていただいて本当に感謝であります。
いろいろな話を致しますが、話の途中で私がケンちゃんシリーズの話をしました。
のどかさんはなかよしケンちゃんにノンコ役でレギュラー出演されていたわけです。
当時の子供の大半はケンちゃんシリーズを観て育ったと言っても過言ではないでしょう。
かく言う私もそのひとり。
ケンちゃんシリーズは国際放映と言う会社が制作していました。
国際放映は東宝が労働争議で分裂して出来た新東宝が礎で、国際放映のスタジオも新東宝があった大蔵、同じ場所にあります。
国際放映は渥美清主演の『泣いてたまるか』や、『太陽にほえろ』『暴れはっちゃく』などを作りました。
ちなみに後にTMCと言うスタジオになり、フジテレビの湾岸スタジオが出来るまでスマスマの収録にも用いられました。
レモンスタジオなんて名前でも知られてますね。
その国際放映は、良く多摩川の河川敷にて撮影を行ってました。
もちろんケンちゃんシリーズもです。
狛江にある多摩川の河川敷には、テレビの撮影に頻繁に使われた松が植えられています。
五本松と呼ばれる場所なんですが、それこそ青春ドラマから時代劇まで、頻繁にロケに使われた松なんです。
ある日、ケンちゃんシリーズの撮影を観にこの地へ散歩がてら来たことがありました。
ある人が目的でした、
ケンちゃん?
いいえ。
チャコちゃん?
いいえ。
私の目的はただ一人、
シリーズに欠かせない悪いおっさんをえんじたこの俳優…
その名は丹古母鬼馬二…
※たんこぼ きばし…と読みます。
ドラマでは格闘家の役を演じ、強面の顔で子供たちを恐怖のどん底へ落とします。
そりゃ怖いです。当時の丹古母さんは悪役商会でしたから。
この強面を拝むために狛江の河川敷へ友達と出掛けたのです。
土手の映らぬところで隠れて眺めていると、道着を来た丹古母さんがおりました。
子供はバカですから、それを観て興奮度MAX状態。
レッドゾーンに突入です。
タンコボだ!タンコボだ!わあ~っ!
走り回って大騒ぎに。
いま考えたらずいぶんと失礼なガキですね。
笑って怒らずにいてくれて今更ながら感謝です。
いろんな話、これからの話。
夢を抱くと言うことは素晴らしいことだな…と。
そんな気持ちになる一日でございました。
それから日本映画専門チャンネルさんからこんな素敵な贈り物をいただきました。
勝新太郎Tシャツです。
勝新さん大好きな私は大喜び!
大事に致します。
僕もTシャツを作ろうかな?
『負古太郎』Tシャツとか…ダメかな?
ダメですよね。
さあ、夏休みも終わりですね。
まだまだ残暑厳しいですが、どうぞお健やかにお過ごし下さいね。