昨夜、なうにて「2ストロークの軽自動車の排気ガスの白煙が好き」と言うつぶやきをした。
私はバイクに関しても2ストロークエンジンが好きで、力強さも排気ガスの香りも好きなのだ。
エンジンには大まかに2種類あり白煙を撒きながら走る2ストロークと、音が静かで排ガスが撒き上がりにくい4ストロークがある。
環境問題もあり、現在の大半は4ストロークである。
幼少の頃から2ストロークの排ガスが好きで、街中で停車している軽自動車のマフラーに顔を近づけては香りを嗅いで、その度に親に「バカになるぞ!」と頭を小突かれた。
一番のお気に入りはバスの排ガスだ。
しかし、こだわりがある。
近くを走る東急の排ガスがたまらないのだ。
当時のバスはディーゼルながら2ストロークだった。
三菱や日野などメーカーは数あれど、私のお気に入りは「日産UD」のエンジンであり、当時自宅周辺の大岡山小学校から目黒駅を結ぶバスの後ろを自転車で追いかけては、排ガスを浴びて喜んでいた。
いわば変態だ。
日産の2ストロークは低音から響く爆音で、2ストロークの特性上、高回転で回るため迫力があった。
目黒駅行を追いかけ、途中で大岡山小学校行とすれ違えばUターン…
そのうち同級生の仲間が増えたりもしたが、帰宅すれば鼻の穴は真っ黒である。
親に咎められたのであろう。
いつしか自分一人になった。
匂いフェチではないが、あの香りは魔物であった。
親にはあの時に「バカになるぞ!」とげんこつを喰らわされたが、なるほど!親の言うことはなかなか正しかったんだ…と悟ったのは、それから30年近く経ってからである。
後悔先に立たず…だ。
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