物々しさ | 崖っぷち十番勝負

崖っぷち十番勝負

日々新又日新(ひびあらたにして、またひびにあらたなり)
我以外皆我師也(われいがいみなわがしなり)



決して閑静かつ住み良い街ではない我が街が数日前から実に物々しい。


街のあちこちに警官がいる。


高橋容疑者が逃走した…
なので警戒をしているのだ。


容疑者は川崎から逃げたが、防犯カメラを恐れているのだろう。
タクシーやバスを使った可能性があるし、それこそ大きな駅へは近づけないであろう。


しかも、彼は我が街のある小さな区域が故郷と言う。
警察も威信がかかる。
血眼にもなる。


土地勘がある場所なら、充分に来る可能性はある。



彼には懸賞金がかかっている。
職場で同僚に「俺の目の前に来たらなぁ」と呟いたら


「捕まえるどころか袋叩きにするからダメ」と言われた。


羊のフィッシャーマンである。
仕留めたりはしない…たぶん…きっと。


冗談はともかく、たとえその時には信仰を抱きながらの信念での振る舞いだろうと、無差別に人を殺傷した許してはならない罪人である。

あの日、都内はパニックに陥った。
罪の無い人々が命を失った。
生真面目に倒れた人々を救助をしていた乗客も絶命した。

これは事件などと呼べるレベルではなく、国家•国民へ対するテロ行為である。


信教は自由だが、信仰のため、己の野望のため…

ねじ曲がり腹の底から腐り切ったイデオロギーを貫くために命を奪うなら、それこそ「邪教」そのものだ。


主宰の芋虫みたいな男は未だに地獄へ堕ちぬが、間隔を空けて捕まる時点で怪しい気もする。

裁判になれば都合上、延命するからだ。


いずれにせよ、警察が…ではなく、国家として万難を排しても捕まえ、そして裁かねばならないのは法治国家として至極当然のこと。

一日も早く捉えられることを願う。





iPhoneからの投稿