フィッシャーマンとは名ばかり。
釣りなんかしてないんじゃないの?
そんな方々もいらっしゃるかと思います。
とんでもねぇ。
あっしは飯は食わねど釣りを忘れや致しやせん。
言わないだけでございます。
遊んでばかりと思われますからね。
まあ、釣りなんて時間があれば行けますから。
江戸っ子としましては、秋から今の時期はハゼに走ります。
秋口のハゼは天ぷらに。
良型になる冬は甘露煮や刺身にもってこい!
江戸っ子の大好きな魚であります。
今年はハゼを400尾近く釣り上げました。
今季は不良と言われていましたが、そんなことは無いようでした。
いよいよ暮れも押し迫り、先に焼いて干しておいたハゼを甘露煮にしました。
煮るにあたっては焦げ付きを防ぐためにも竹皮でハゼを包みます。
竹皮は切れ目を入れる事で、ハゼにも味が染み込みます。
鍋に竹皮を敷いてハゼを並べます。
並べ終えたら包みます。
そして、煮始めるわけですが
いきなり味付けをせずに一手間をかけます。
番茶で小一時間ほど煮ます。
これにより生臭さが消え、骨まで柔らかく出来ます。
ちなみに↓梅干を入れると更に柔らかくなります。
番茶を捨てて、醤油、みりん、酒、砂糖で2時間ちょっと煮て、最後にみりんを追加して照りをつけたら出来上がりです。
外はサクッと
中はやわらかいハゼの甘露煮の出来上がりです。
江戸の正月には欠かせないハゼの甘露煮。
酒の肴にもよし。もちろんご飯のおともによし。
江戸前のハゼが食べたいと言う九州の方にもお作りしたのをクール便で送ります。
年末恒例の一仕事も終われば、これで無事に正月を迎えられます。
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