網膜裂孔の話①

一週間ほど前、会社帰りにバスを待っている時に左眼に違和感を感じた。

左眼の瞼の内側に何かの拍子にピカッと光が走る。

翌日、仕事をはじめようとPCを立ち上げて画面を見ると、なんとなく左眼がボヤけた感じがする。

目を凝らしたり、瞳を動かしてみると、どうも黒い滲んだものが眼の表面に漂っている。

糸屑やミジンコみたいなものはこれまでも経験があるが、それとは様子が違う。

たとえるなら、水に滲むインクのような感じ。

何かが起きてる。

そこからいろいろと調べてみたところ、行き着いたのは飛蚊症と光視症。

すぐに最寄りの眼科を受診した。

いくつかの検査と丁寧に診察してもらった結果、網膜裂孔と診断された。

網膜に小さいけれども穴があいていて、放っておくと網膜剥離に進行する可能性があり、最悪は失明するとのこと。おいおい。

突然、降って湧いた一大事。

先生曰く、

網膜裂孔の治療にはレーザー手術が必要。

ここには設備がないので別の病院を紹介する。

なるべく早くそちらを受診してください。

とのこと。

手術って。え。

先生の指示に従って、すぐに紹介された大きな病院を受診した。（つづく）