ワークライフバランスとは、仕事と生活の好循環
日本を代表する大手商社で少し前に独身寮復活というニュースがありましたが、かなり注目を集めたことを覚えています。
IT化とともに減りつつある「触れ合いの場」を強制的に与えることは、やはり必要であると考えているようで、また同時にコミュニケーション能力が低下していることを気にかけ、そのコミュニケーション能力を高めることに、職場の活性化につなげたいという狙いもあるようです。
人間関係が希薄になって、暗いこの日本社会にもやはり、何か元気が出るようなものはほしいところです。それが独身寮だったり、運動会などのイベント復活でも、人と人が触れ合うものであれば望ましいのではないでしょうか。
中小企業でも社員が自発的に部署内でお誕生日会を開催したり、若手からベテラン社員全員でのボーリング大会やバーベキュー大会、スポーツ大会などを企画したりするケースもみられます。
同じ職場で働いていても、普段仕事で関係がないのでほとんど話をしたことがないという人も多く、やはり部署などを超えての交流は思ったよりも少ないと言う人も多いのが、中堅企業の実態でしょうか。小さい企業なら物理的、精神的距離も感じないのでしょうが、中堅企業となるとちょうど微妙なところです。大手企業は、組合活動や同期の会合などが盛んだったりするがそうでない場合は、今回のような仕掛けをしていかなければなりません。
このようなイベントがきっかけで趣味などで気が合って仲良くなることもありますし、一度話したことがあるかどうかは、その後仕事のやりやすさも大きくちがうものです。
何よりゲームやスポーツやイベントなど1つのことを皆で行うということは、連帯感や強めて、協力し合うということの重要性を再確認させることにもつながります。
実際に一緒に働いている仲間のコミュニケーションが深まることで仕事の成果が大きく変わることもたくさんあります。今後は部署を超えてのプロジェクト型のビジネスが増えてくると思いますし、そこにはこれまで以上の付加価値が創造していかなければなりません。多種多様な価値観をお互いが、そして会社が尊重していくことが求められている時代になったということともいえるでしょう。
協力し合い、理解しあうことで仕事が効率化し、新しいことにチャレンジする時間や自分のための時間が生まれ、仕事と生活の好循環しはじめることは理想的な姿であり、これこそまさにほんとうの「ワークライフバランス」であるといえるでしょう。