フレキシキュリティとは? | ワークライフバランス経営サポートセンター

フレキシキュリティとは?

フレキシュキュリティとは? どういう意味だか知っている人は意外と少ない。私も一応専門分野にもかかわらず意外と掘り下げて調べたことはありませんでした。


フレキシュキュリティとは、「柔軟性」を意味するFlexibilityと「安定、保障」を意味するSecurityを掛け合わせた造語で、相反するかに見える「労働市場 の柔軟性」と「雇用の保障」を両立させる考え方のことをいいます。

1990年代以降欧州を中心に広がっており、メディアでもたまに取り上げられているので知っている人からすると何を今頃? という人もいるかもしれませんが、ここはもうちょっとだけ掘り下げてみます。

まず雇用流動化と社会保障の両立を、進めるためには「解雇しやすい労働市場」と「セーフティーネット」と「職業訓練」の3つが有機的に結びついていなければなりません。これらはほんとうに簡単なことではありません。


黄金の三角形というデンマークの積極的な雇用促進政策は、教育訓練プログラムを充実させて、失業手当とリンクさせて、労働者がスキルアップできる仕組みをつくったのです。


ここにきてデンマークやオランダのようにフレキシュリティに取り組んで成功している好事例もあり、世界的に注目されてきてます。もちろん多くの財政支出があるから成り立っているわけですが、今後雇用政策のキーワードになってくるでしょう。


 日本も増税には抵抗はあるが1つの考え方としてフレキシキュリティを受け入れていきたいところです。これからは労働人口は減少していくので、企業としても何らかの対策を今のうちからうたなければいけないのですが、雇用についてはいろいろ問題もあります。
 

日本は、簡単に解雇できない法規制もありますし、これまで長期的な雇用を前提に手厚い保障と教育訓練を行ってきて人材を育成してきました。それらがいかされて、いいものづくりやサービスを提供する文化が根付いていますので、簡単にこのフレキシキュリティの考え方が浸透するとは思いません。それでも職業訓練や人材育成に力をいれていこうとする考え方は私は結構良いと思っています。

 国やハローワークなどが行っているいまいち効果のわかりにくい職業訓練(全部とはいいませんが)では、この競争社会において企業側の求めている人材は育たないと思いますし、かといって外部に委託すればいいのかということもないので難しいところです。


今後は「フレキシキュリティ」という言葉を聞いたら、日本独自のフレキシキュリティについて何かいいアイデアが

ないか意見交換してみたりするのもいいですね。


議員や教授や役人などではなく、一般に現場で働く人が主役の国づくりのためには、声をあげていくことが必要なんだと思います。(このようなブログでも)