在宅勤務について考えてみる その2  | ワークライフバランス経営サポートセンター

在宅勤務について考えてみる その2 

総実労働時間が長い人ほど、「通常の勤務先以外の勤務場所がある」と答えた人が多い。



前回同様独立行政法人労働政策研究・研修機構 が行った調査結果によると、勤務場所の多様性についての質問に対して、通常の仕事場所以外で仕事をすることが比較的多い場所となると「所属先企業の他事業所」や「顧客先の事務所や工場」「自宅」をあげる人が多く、営業マンなどが日常の顧客を訪問している状況が反映されています。

確かにいわれなくてもそんなの当たり前でしょ? といいたいところですがそれは調査なのであしからず。

勤務場所の多様性はメリットがあるとこれまでいわれてきていましたが、今回の調査はその実態を解明するべく精度の高い調査結果としなければならず、そのような中で一歩踏み込んだ質問もあり、実態が把握しやすくなったともいえるでしょう。

そこで明らかになったのは、総実労働時間別に通常の勤務先以外の勤務場所の有無について見たところ、総実労働時間が長いほど、「ある」と答えた人の割合が高く、これは勤務場所の多様性が長時間労働につながる可能性を示していることになります。

通常の勤務先以外で仕事をするメリットについての質問には、「所属先企業の他事業所」および「自宅」では「仕事の生産性・効率性が向上する」、「顧客先の事務所や工場」では「顧客サービスが向上する」(39.6%)がそれぞれ第1位の理由になっている。
一方でデメリットとしては、「所属先企業の他事業所」「顧客先の事務所や工場」では、「長時間労働になりやすい」と答えた割合が一番高く、「自宅」の場合にも「仕事と仕事以外の時間の切り分けが難しい」が第一の理由になっている。

デメリットをわかっていながら、なかなか改善できないのは仕事をしている人にしかわかりにくいということもあるのだと思いますし、仕事と仕事時間以外の切り分けは難しいのは、普通に考えてみればわかります。仕事をしていても、家族に声をかけられたりするでしょうし、子どもの相手をしてあげなければいけないことも多いでしょう。また時間が決まっていないこともあり、リラックスして休憩もしながら、ひどいときにはテレビを見たりしながらということもあるでしょう。

ネットサーフィンも会社では気軽にはできませんが、自宅では娯楽などのサイトも気楽にみることができます。いずれにしても正規の在宅勤務ではなく、持ち帰りの自宅仕事ではより疲れてしまっていて、仕事効率もあがらないような気がするのですがいかがでしょうか?

自分の仕事のスピードが遅いからと割り切って仕事を持ち帰る外資系のコンサル会社の人なども私は知っていますが、普通に比べると個人の裁量にかなり任されている仕事が多いのかなと思いました。

勤務場所の多様性が長時間になるようでは、今後テレワークの推進について妨げになってしまうのでいろいろ考えないといけません。