不況時だけでなく…ワークシェア、自由出勤で業務拡大
最近ワークライフバランスよりも世論一般ではワークシェアの流れとなっております。そうはいってもワークシェアリングを不況時だけでなく、やっていたということになるとこれは、まさにワークライフバランスが実践できているということなのです。
3月9日の産経新聞の記事からの引用になりますが、不況時だけでなくワークシェアを実践しており、自由出勤で業務拡大している企業が、兵庫県姫路市のエス・アイという会社です。
自由出勤制度とは、びっくりするほど自由な制度ですが、これは働く側にとっては好都合ですが、企業側にとってはどうなんだろうかと疑問が残ります。
しかしながらニュースを読んでいくと納得。
午後2時過ぎには、エス・アイの駐車場から車の出入りが続く。社員の外出目的は子供の迎えやPTA、家事など。そのまま帰宅する社員もいれば、仕事に戻る社員もいるとのこと。
ここの出勤は自由で前月に希望を出して、そのとりまとめをリーダーが行っているようです。 70人の社員はほとんどが女性というのも特徴ですが、パートから取締役になった人もいるとか。
自由出勤制度を作った今本茂男社長は、
「仕事が増えると、残業の連続でミスが目立ってくるし、家庭生活もおろそかになって辞める人が増える」と話す。
希望時間に集中して仕事をするとミスも減り、会社の信用も高まる。さらに「自由出勤を求め、いろいろな経験を持つ人が集まり、引き受ける仕事に幅ができ業務は拡大した」と、好循環を強調しています。
これこそワークライフバランスの基本です。個々の事情にあわせて働ける制度があるということは、社員を信頼している証でもあります。
時間給は仕事により53種類もあり、どうすれば収入があがるかも自分でわかるし、評価方法を開示しているので、自分の働き方にあわせて無理なく働けるのが理想です。
このような企業は、まだまだ珍しいかもしれませんが、オランダの企業の事例などをみているとだんだん私も考え方が変わってきています。
いずれにしても付加価値の高い仕事をどうやってしてもらうか、そして限られた時間の中でパフォーマンスを発揮してもらうためにどういう環境を提供するかが鍵になるのだろうと思います。
株式会社エス・アイ 多様就業型ワークシェアリング