こんにちは。Co-leadersのSHIHOです。
オリンピックも終わり、コロナと台風一色のNews。
緊急度の優先順位ってのは誰が決めるんでしょうね。
去年は息子は千葉のじじばばの家にロングステイ。私と夫はコロナ禍早々に久米島に移住した友人宅に、お忍びで行きました。豊かさとは何か、私たちに必要なものは何か、パートナーシップとコミュニケーション力が移住する時にはとっても味方になるんだということを教えてもらいました。
2021年夏。
今年も去年のように、息子は千葉のじじばばの家に行く予定でした。そしてその間、私たち夫婦は北海道の友人が新しい拠点をコミュニティで作ったので、そこに行こうとしていました。
7月末。コロナの感染者数が毎日最高を更新しており、帰省自粛などの呼びかけも始まり、千葉のじじばばから「辞めておいた方がいいんじゃない?」
という声がけ。
コロナが怖い息子はそれに同意しました。
実は私たち夫婦はその間に北海道行きの予定があり
さぁどうしようか!と家族会議です。
▶︎家族で一緒に北海道に行く
▶︎一部の工程のみ一緒に北海道に行く
▶︎私たち夫婦のみ北海道に行き、息子は留守番
▶︎みんなでどこにも行かない
そんな選択肢の中で、
一人一人気持ちや考えをシェアしました。
夫「もうみんな全部キャンセルしようか」
私「え、まじ。まずはキャンセル料が今からでいくらかかるのか確認しよう。」
私「同時に私はそれが一番ロードリームだなぁ…、できれば息子と一緒に行けないかなぁ。」
息子「コロナ怖いからなぁ。行くところが全部事前に分かってたらいいよ。あと友達の家はやだなぁ…。キレイな湖とかは行きたいけど、、、部活もあるしなぁ。5日間は長すぎる。」
・・・。
夫「あれはやだ、これはやだって言われて行くのもなー。◯◯(息子)を置いて行くってのも、うちの親とか色々言うんだろうなぁとかでてくる…。」
私「一般的な家庭の話今更する!?私たちもうそういうの気にしないっていう方針でここまでやってきたんじゃないの?」
息子「途中から行くとか?最初2泊は俺は別のホテルにいるとか?」
私「え、途中からって、1人で飛行機乗ってくるの?それできたら面白いけどねー。」「それなら空港迎えに行くよ。」
息子「でも2泊3日だけで北海道って、中1日だけだし、あと移動だからほとんど遊べないから意味ないか。。」
みたいな話をぐるぐるしながら、
いろんなケースを想定して、、、
私「みんなの願いは何?◯◯は部活を大事にしながら、コロナにかからず健康を大事にしたい。旅行はその次。私は、できればもう行くよって伝えている人達との関係を大事にしたい。じゅんちゃんは?」
夫「僕は、会社の北海道オフィスの人がわざわざ来てくれるっていうからそれを大事にしたいかな。」
私「え、そうなの!?」
息子「ここまで話してみて、俺はやっぱり、行くの辞めようかな。2人で行ってきていいよ。コロナには気をつけてね。」
そんなこんなで、
1人留守番することに決定しました。
(中1ですが5日間1人留守番は初めて。
ただ今年に入って1泊2日、2泊3日と2回はお留守番を経験済みで少しずつご飯や家の事をレクチャーしてました)
海外では違法であることでもあることに加え、(日本にはその規定はありません)8/12以降には、コロナの感染者数は連日過去最多と報道され、もう規制も自粛、出歩かないというモードが更に強まっておりますが、7月末くらいの時点での私たち家族が出した答えはこれでした。
・コロナ禍で遠方に移動するなんて!あり得ない
・子どもを4泊5日も家に1人置いて行くなんてあり得ない!
そんな声が世にある事も承知の上でした。
ちゃんと話をし尽くして、答えをだしたら
息子ももう直前には何か言ってきたりしません。
何が正しくて、何が間違っているかなんて
いったい誰がわかるというのか?
うちでずっとやってきている家族会議のポイントは
▶︎まずは全員思っている事を出す
▶︎考えは変えてもいい、グラデーションの気持ちでOK
▶︎最終的にはみんなの願いを確認する
▶︎自分の意見は言うが固執しない。手放す覚悟を持って出す。(これがないと対話にならない。喧嘩が起こるだけ)
▶︎誰かが我慢するような説き伏せることはしない
▶︎話ながら一緒に新しい答えをみつけるスタンス
こんなやりとりがあって、
実は5日間を親子別々に過ごしてきました。
結果的には、
息子の成長を一段と感じる時間になり
息子とは毎日電話でコミニュケーション取っていたし
むしろ家にいるよりよく話したかも。
私たち夫婦も限られた人にしか会っていないけれど
リアルで会えたからこその大切な時間を過ごせたし
豊かな時間になりました。
(この時代、周囲の人はSNSなどにあげると色々な意見があると思ったので特にあげていないし、誰と会ったかについても公開は私たちからはしていません)
世の中の声はわんわん鳴り響く。
その中で自分に繋がって、
周りと繋がって、
自分たちの答えを見つけて行く。
暮らし方
働き方
家族のあり方
パートナーシップ
いろんなことの境界線が曖昧になる時代。
正解や正しいかどうかよりも
大切な事を大切にして自分で選択していくための
“対話力”それが益々必要になるなと感じた経験でした。