組織のチームビルディングセッション(≠Plan.C) | ステップファミリー×組織開発

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どん底だったシングルマザーの時代から幸せなステップファミリーを築いた軌跡。現在はパーソナルのコーチング(1on1)と組織開発や関係性のシステムコーチとして、あらゆる組織や家族・カップルの応援をしています。

こんにちは。

Co-leadersのSHIHOです。
 
とある大手企業に対し
短期間に3回のシステムコーチングを
導入しました。
 
 
今回はPlan.Cの活動ではなく
CRRジャパンのファカルティ(トレーナー)に
同時になったKEIKOと。
 
エキサイティングな経験でした。
 

 
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とある部署の課題は
とても悪い状態ではないものの、
どこか表面的な関係で、業務はとりあえず
進むものの、これから急激に忙しくなることが見込まれており、このままその時期に突入したら危険がある、その前にもう少しチームとして関係性を築いておきたい、そんな状態からのオファー。
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初めは自分たちの
今の関係性を可視化したり、
見たくない現状を露わにしたり。
 
自分たちの共通のゴールは何かがみえずに
何のためいこれをやるのか、わからなくなった。
明確な答えがないと進めないのか、
自分たちでたどり付きたい未来像は描けないのか、描きたくないのか。
それならばこのセッションの意味はあるのか。
 
必要なければ、セッションは途中で中断することも覚悟した。
今日のアジェンダやプログラムのワークは、全部手放して、
「今日自分たちが本当にこの時間を、何に費やしたいか、自分たちで考えて教えてください」
といって、場から離れた。
 
そしたらシステムは動き始めた。
今まで、与えられた研修の有効性については評価判断し、評論家であったシステムが
私達ファシリテーターがいなくなることで自走し始めた。
「じゃ、僕ファシリテーター役やります」
「じゃ、僕描きますね、こんな上手にかけないけど・・・」(ペンをとる)
 
そうなんです、
私達システム・コーチという仕事は非常に渋い仕事でして、
「気配を消せてこそ、なんぼ」
という世界にいます。
ファシリテーターの存在感がなく、自走しているシステムは
実は一番そのシステムのいい状態にあるわけです。
 
自走するシステム
学習する組織になるためのサポートを
我々はしているんです。
 
個人でも同じですよね。
コーチングは、自分の中で考えていることが吐き出せずに、ぐるぐるしている時に
吐き出せるスペースを創り、自分に気づきを得るためのものです。
本来的には、コーチがいなくても、本音を吐き出せる相手(同僚や友人や家族)がいて
持続可能に自分の考えていることを外に出し、前に進めることができればいいわけですから。
 
コーチがいない世界、
システムコーチがいない世界、
が究極的には一番目指される世界観なわけです。
 
だから、全3回のセッションの最終回で、
おそらく一番システムが自ら考え自走しだした瞬間を目の当たりにすることができました。