意図的な協働関係を創るとはなにか | ステップファミリー×組織開発

ステップファミリー×組織開発

どん底だったシングルマザーの時代から幸せなステップファミリーを築いた軌跡。現在はパーソナルのコーチング(1on1)と組織開発や関係性のシステムコーチとして、あらゆる組織や家族・カップルの応援をしています。

こんにちは。

Co-leadersのSHIHOです。

 

最近思うことがあり、

ちょっと書いてみたいと思います。

 

 

日常の中で、

「あぁ~時間の無駄をしたな~」とか

「なんの意味があるのかわかんなくなっちゃってるけど取り合えず、アポがあるし話聞いておくか」

こういうことって、日々なんらかありますよね。

 


これって、無意識のままだと

「あの人って自分のことしか考えてないからね~」

「結局なんだったのかな、まいっか。」

となり、その人への評価を低くし、その人との距離感が遠ざかっていくことしか起こりません。

 


別に、自分には、その人と近づきたい意図がないから、別にいいと思う人もいるかもしれません。

そういう会議の時間を過ごしている人も多いと思います。(役割だからしょうがない・・・とかね)

 


だとすると、

「なんでその時間を過ごしたの?」

ということになると思うんです。


 

そしたら、人のせいにしている場合ではなく

そのアポイント必要かな?って疑問を投げかけて

キャンセルするという選択肢もあったんじゃないの?


 

その選択を意識的にするということが、

自分に責任を持つということだと私は思うのです。

 

 

自分の人生を自覚的に生きる、

ということには責任が伴います。

一緒にいたくない人とは一緒にいる必要はないわけです。

 

だからこそ、その人と時間を費やすと決めたならば

『どうやったら、お互いにその時間が豊かな時間になるか』

ということに主体的に能動的に関わるということがその責任だと。

(責任、責任と硬いですが、選ぶも選択、選ばないという選択も選択ということ)

 


なので、今回は

私がほぼ全ての仕事においてやっている

協働関係の創り方をシェアしてみます。



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一緒の時間を過ごすなら、この時間をお互いにとって豊かな時間にしたいよね、という意図をもって場・時間をデザインするということです。

(意外にシンプルかつ簡単なので誰でもできます)




 

1.チェックイン


 

まずは、自分の状態をCTスキャンのようにチェックして、その状態を言葉に出します。

「直前に〇〇の件でイライラしている・・」とか

「1日予定を入れていなくてボッカリスペースがあいている気分」とか

「やるべきことに追われていて、キリキリしている」とかね。

 


これはまず、自分の状態をクリアにして自分のご機嫌に責任を持つということ。それをしないで、場に入ると今の出たがっているモヤモヤなどが、結局頭から離れずに、その時間に集中できません。結果的に上の空になったりして、その時間を意図的に有効に使おうということへのエネルギーがそがれてしまうのです。だから、自分に嘘をつかないことが前提です。嘘をついて、表層でのチェックインをしても、後々ぐるぐるしてきちゃうのは、自分に返ってきますからね。

 


相手も同じことをします。

そこで、人は「何があったの?」と詮索したくなりますが、ここは意図的に我慢です。

それをしていたら、その話でミーティングの時間は終わります。


あくまでも、目的は・・・

「この時間をお互いに豊かなものにするため」だからです。

 

(コーチ同士で仕事をしても、この習慣を持ち合わせている人といない人がいますが、圧倒的にオススメします)

 

2.「今日はどんな時間になるといいのか」をデザインするための時間…DPA


 

会議というのは、誰か進行役をやる人のためにするわけでもなく、決定したことを報告する上司のためにやるものでもありません。

 

その場にいる人によって、この時間は作られており、その場を創ることにおいて、参加者全員が当事者であるということを自覚していく必要があります。これは、自分のインパクトに自覚的でもあるリーダーシップのあり方とも通じます。

 

何も話さなくても、PCに議事録だけを書いていても、参加人数が多くなり、椅子を用意したり、しなかったりするだけでも

その場にインパクトを与えます。


(よく勘違いされるのは、発言する人、ランクの上の人のインパクトは大きいけれど、自分は一般平社員だから、いてもいなくても、わからないだろう・・・と思う方もいるかもしれませんが、そんなことはないんだよ、ということです。)

 


だからこそ、

チェックインにより、この空間に誰が存在しているのかを確認し、声を上げ、それぞれの居場所を発信するわけです。

 


で、そこからはDPA(Designed Partnership Aliment)ということをします。まさに、共にデザインされたパートナーシップの合意という意味です。誰かが提案するものではなく、全員でたしあげて創っていきます。


問いは、

「この時間をどんな雰囲気にしたいですか?」

 

例えば、

・率直に話す

・NOとう意見も歓迎する

・踏み込む

・自分の価値感で評価しない

・年功序列を気にしない

・リラックスする

 

こんなことを上げてみたりします。

これは在り方の話ですが、パワフルです。

DPAについては、事柄やアジェンダではなく、

在り方を扱います。

 

また場合によっては、

「この時間に話されたらいいことは、どんなことか」という問いによって、

本日のアジェンダを

みんなで決めていくこともします。

 


この2つをしておくと、

場へのコミット感が高まります。

自分がその一部として存在していて、

その関係性の片棒を担いでいると実感します。

 

 

これが、自分に責任を持つ

その時間の自分がより意図をもって主体的に挑むことができるのです。


 

結果、とても充実した時間になり、

その時間を過ごせたことへの感謝がおこり、

相手への尊重とさらにこれから継続した関係性を結びたくなります。

 


ね、生産的でしょ。

 


どうせ同じ1時間を費やすのであれば、

自分の貴重な時間を誰かにどうにかしてもらおう

ではなくて、

自分からご機嫌にする「智慧」を身につけておくことオススメです!