週末はいろんなことが起こりました。
起こるべきことは
起こるべきタイミングで
起こる。
偶然のようで必然に。
Planed happenstance
ちなみに今日は、私の時間に対する価値観や考え方のお話です。
こんなことを言うと、ドライで冷たい印象だなぁと思われてしまうかもしれませんが、私はいつもコーチングセッションについて、ほぼ時間の延長をしません。通常セッションは基本的に1時間。
その理由に迫ります(笑)
私もクライアントをした経験からすると、時間を過ぎても話し足りない時はあるし、コーチが何も言わずに付き合って延長してくれたこともあって、私は「あ、今日はいいんだな、そんな流れだししょうがないよね」と甘えることもありました。一方で、話し足りないけど、1時間で終了したこともありました。それについて、このコーチケチだなとは思ったことはありません。だって初めからその約束ですしね。
延長する場合には、お互いの合意の元、延長料金を設定しているコーチもいます。でもその上で延長したい!と申し出るクライアントさんは少ないんじゃないかなというのが、私のクライアント経験としての所感です。
駆け出しの頃、クライアントさんの聴いてほしいというエネルギーが止めどなく溢れ、自分がその役に立っている感が嬉しくて、幸いにも夜のセッションは後がないこともあり延長していたことはよくありました。意図的ではなく結果的に。
それを繰り返しているうちに気がついたんです。
1.これはコーチとクライアントさんの100%100%の関係性ではない∑(゚Д゚)
クライアント:
料金かからず延長して貰っているラッキー
コーチ:
今必要そうだから聴いてあげる
言葉はキツイけど、依存に近い関係性の傾き加減が見受けられますよね。
更には、、
2.時間の有限性をお互いに意識したら得られるはずの"機会"の損失すら起こしている!
こんなことにも気がつきましたw
クライアント:
とにかく時間はコーチが仕切ってくれるだろう。出したいことが出ちゃうんだからしょうがない。事柄から細かく理解して貰いたい!
→本当に話したいことは何かに対してコーチと一緒に自力で向き合い切れていない状態
コーチ:
今焦点を当てるべきところはどこか、確信で斬り込むことができていない。本質的な変化は15分でも起こりうるのに、時間をかけて聴くことで仕事をした気になってしまっては、コーチとしての腕は上がらない。更にクライアントさんの可能性をも信じきれていない状態。
更には自分の時給という意味では、自ら価値を落としにいっていることになる。
もし持続可能な形でコーチング業をしていきたいと思っているなら、そのことについてもし後悔をするのであればやり方を変えた方がいいのかもしれない。
人のいいコーチはきっと、後悔すらしないと思う。だってそれ自体嬉しいことだから。で、それはそれでよいんだと思います。きっとお金を出してプロの仕事としてそれをやっているんじゃなくて、その人が好きでもっと聴きたいから、コーチングの質はそこまで求めてないから成り立つんだろうと思う訳です。ゆるゆるやりたいニーズもあると思いますしね。(まあ何か自分を本気で変えたい目的でやるなら、ゆるゆるやるってアクセルとブレーキ両方一緒に踏むことになり、何がしたいのかグレーだと思いますがw)
それでも、そんなコーチを見て、コーチングだけで食べていくのは大変そうだなんて思うのももっともな話。コーチングを真剣勝負の生演奏のステージ(お金を頂きながら今この瞬間に創り出すジャムセッション)と思わずに、仲間と一緒にカラオケ行く感覚であればオールもしちゃうよね、食べてはいけないよね、みたいなイメージが今湧いてきました。
なんか言葉が辛辣でごめんなさいっ。
で、私は選択したわけです。
私は100%100%の関係性の結べる方としかコーチングはしないという事を。
そして「クライアントにならない?」「コーチングやらない?」というアプローチはしない事を。
そう言われる事を待ってくれている人がいる事はなんとなく分かるし、将来いつかコーチングお願いしようかなと思っているという人の声は聞こえている。
それをした方が営業的にはいいんだろうとも思う。駆け出しのコーチがクライアントさんを募るためにそれをすることは登竜門だし、それを求めている人もいる。
ただ、その人が本当に自分のタイミングでそれを決める事が、コーチングで何分かけて何を話すかということよりも、ずっと大事な事だと思っているから。
そして私も変化の中にいる生身の人間なので、常にコーチングフィーは自分が無理をしているなと感じたら、変更する可能性があるし、同じ場所で同じサービスをし続けることは無いかもしれない。
まあ私の事情などは全く関係ないと思いますが、今のクライアントさん達はみなさん自分のタイミングで決められた人だけです。それってすんごい勇気のいる尊いことなんです。
彼らをリスペクトしていると、結果的に今こうなったという感じです。
不器用なんですけど、
なんかそういう生き方しかできない。
そんな感じです。