今まで、離婚の経験を通じてコーチングのチカラに出会った話はしてきたのだけれど、相手のことをケアして言葉にしてこなかったことがある。
その理由は、言葉にすると相手を傷つけてしまいそうで、そんな自分もまた嫌で。でも最近は、何か箱から少し抜け出せそうな感覚があって、言葉にしても相手を傷つけないでいられるかも、というところにいる。
ずっと私の中で、私は正しくて他の選択肢はなかったと言ってしまいそうで、まだ言葉にできなかったこと。
言葉にしてみようかな。
彼は私の初恋の人。
小学校、中学校とずっと好きで私の脳内の初恋の思い出として、でかくなりすぎた相手。
その後、普通に10年くらい経って、再会しやっぱりこの人と思って私の物語は、めでたしめでたしで終わり、子供には美しい恋愛ストーリーをいつか聞かせられるかと思っていた。
しかし、私達は本当に未熟で…。
私は妄想の中の彼や結婚をイメージしていたし、だからこそ彼は現実の自分より大きく自分を見せていた。
子供が生まれた直後に、その砂上の楼閣は当たり前のように崩れた。
彼は、統合失調症・うつ病と診断され、本当なら家族として支えるべきだったのだけれど、出産直後の私は子供を守る本能しかなかった。そして私と一緒にいたら、自分が壊れてしまうという彼に対して、子供より自分を守る彼を責め、別れを選んだ。(相手を傷つけたくないと言いながら、そういう薄情な自分を隠してきたのかもしれない)
初めは、最愛の人だと思っていたのに…という落胆や憤り、結婚をお祝いしてくれた全ての人への面目なさ、悲壮感漂うイメージのあったシングルマザーの全てが受け入れられなかった。私の味方をしてくれた家族を傷つけた憎悪。
でも、こんなことも思う。
大好きな人の全てを受け入れることができなかった自分。彼の繊細な気持ちを踏み潰して壊してしまった責任。自分こそ全うだと思い込んで、対局を受け入れることができなかった自分。
全ては箱の中にいたんだ、私。
コーチングをしている理由は、自分が一番底の経験を味わい切り浮上できた経験があったから、なんだけど。更に言うと、本当は自分がハマっていて気がつかない視点、自分の中の正義が一つしかない生き方では、破綻するということに気がついてしまったからなんだな。
いつか子供がこんな気になることを言ったことがある。
私『ママのskypeのお仕事(コーチングセッション)って何してるか知ってる?』
息子『うん、知ってるよ。けんかをしないようにするためには?ってお話するんでしょ?』
コーチングが何か、大人にだって説明するのは難しい。子供にはちゃんと説明したことはなかった。しかも彼が寝た後にセッションすることが多く、対面は知らないはず。
すごく本質だと思った。
人は自分の気持ちに嘘をつくと苦しくなる。苦しいまま他者と人間関係を作ると悪化する。イライラから、ストレス、いじめ、戦争に繋がる。
自分を許す。
相手を許す。
今の関係性を許す。
そのままでいていい。
そして、
心の平和を取り戻す。
世界の平和を願う。
これが私のやってること。
そう。あの痛みを知っているから、願っていること。
そしてやり続けること。
Work & Life Coaching★SHIHOのパーソナルコーチング
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