リーダーシップのリトリートに参加して、日常でもあの感覚を忘れまいと過ごす日々。
実は初日に言われた言葉で既に泣きそうになった。
「皆さんが、この席につくのに、どれだけのことを乗り越えてきたことか。まずはそのことに祝福したい」
最大の認知。
それ言って貰いたかったんだ。
もうね、この言葉だけで泣きそう。
確かに、ピンときたから申し込んだ人もいるかもしれない。コーチングの世界に魅了されてどんどん勢いを増しているから、もうなんでもできちゃうくらいタガが外れてるんだろうね、なんて言う人もいるかもしれない。親にお願いできるから行けるんだよねと言う人もいるかもしれない。
でも改めて、簡単な道のりではなかったことを記録しておこう。
・金額150万円!!((((;゚Д゚)))))))
・5泊6日 山籠り※途中連絡手段なし
・プログラム内容行くまで分からず!
・子供置いて自分への投資なんてあり?
・仕事休めるの?なんて言うの?
・子供は納得させられるの?
・親は納得させられるの?
・今行く必要はあるの?
いやー、これはもうそうとうな圧力でありました。そしてこの2、3年こんな風に進んできました。
①お金の問題
貯金、お金の使い方、運用の仕方。
全て見直し、大きなお金を動かすトレーニングをしてきました。失敗もしました。
そして自分のために使うということ、対価の見えにくいものへ使うことに向き合うためのお金に関する対話会や、お金をうみだすことについて、新しい頭の筋肉を鍛えてきました。このことは、学校でも会社でも、親も誰にも教えて貰った事がないことでした。トライ&エラーのみ!
実際に自分でお金を創ることができてくると、会社を休むことや仕事を断ることもできるようになっていきました。
②子供と離れることについて
2年前に1泊2日で子供を預けて研修に行ったのが初めてでした。その時も、物凄い覚悟と勇気が必要でした。結果的に今知っていることは、行ってよかったということと、その時の自分への約束が脈々と今生きているということ。これは子供に対する信頼感と感謝を増すことだと知りました。
でも、子供は私の不在をストレートに嫌がります。そんなにお勉強が大事なら僕は生まれてこなかった方がよかったの?とまで言われます。キツイ。そんな事を言わせる母親って…。でも、私は常に彼を応援し続けています。そしてこんな手紙を出発の日に貰って、大丈夫。彼はこんなことでは潰れない、と信頼を強めるのでした。
③親について
お金について向き合うことをしていたら、実はお金よりも大きなブロックであったのがこちらでした。
子供のことを全面的にお願いすることになる両親。彼等にNOと言われたら私のこのチャレンジは成り立たない。全部一人でやっといたら問題はないが、頼っているからこそ様子を伺う。それでも今まで、かなり進めてこられたのも両親のお陰。一番のピンチの時も誰よりも味方になってくれた人、大切だからこそ、拒否されたくない。
ずっと言葉にする前から、"絶対に理解されない"と思い込んでいました。でも、ふとある時、「秋から少し長い研修に行くんだけれど…」と言葉に出したら、「いつ?」とスケジュール帳を出した母。え…いいの?と拍子抜けするような、ホッとするような気持ちがあり、自分が思い込みの世界にいたことを知りました。
④会社について
休みは有給の範囲内でしかとってはいけない。個人的な理由では休んではいけない。(家族や子供の理由のみ正当化されると思い込んでいました)長期連続休暇はお盆と正月にのみとれるものだ。そんな思い込みの世界にいました。前の会社の時は、周りとの調和や理解されるかどうか考えれば考える程無理だなと思う苦しいところにいて、私は1年半前に転職しました。目の前のことのためだけではなく、この環境であれば、もしかしたらリーダーシップに行けるかもしれないという淡い期待もあったことは事実です。
転職して、かなり自分のやりたいように翼を広げられるようになりました。やり過ぎて咎められたこともありました。
それでも、このチャレンジを口にするのは勇気が要りました。でも8ヶ月も前から決めていた私の気持ちが揺るぎませんでした。出発2ヶ月前に、大きな人事異動があり、今までより任されることが増えた時も、最大限私が活かせることはやる、ただし11月からこのプログラムに参加するため、不在の部分はどうかご理解とご協力を頂きたいと伝えることができました。
相手に判断を預けるのは、相手のせいにしたいだけだ。自分の人生を決める時は、相談じゃない。決定事項に対して誠意をもって向き合うだけ。
なーんて私、ワガママなんだろう(笑)
でもワガママでも「自分である」ことが、結果的に"犠牲者"の自分を手放し、相手を恨み不満だらけの人生から脱出し、結果的にみんなに感謝しながら、みんなhappyになる方法なんだと分かったのです!
勿論波風は立つし、波乱に満ちていて決して平坦な道のりではないけどね!!
でも誰の人生でもない
自分の人生。
一人で抱えすぎてパツパツピリピリな人生はもう辞めて、やりたいけど一人ではできない事は悪びれずにヘルプを出して、相手をリスペクトしてお互いのhappyなところへ行く!まだ道の途中だけど。
こんなにデカイ山少しずつ超えたと思っているのに、行ってしまえばみんな同じくその条件をクリアしてきた人達。で容赦なく次の山があるわけですよ(笑)
過去の話に興味はないって言わんばかりに(笑)ひやー、私の過去の話にお付き合い頂きありがとうございます!