交通指導員と牛
中国の田舎では、横断歩道でないところで道を渡るのは当たり前。
でも、従江にはなぜか交通指導員がいて、
ルール違反を発見したら笛と拡声器で指導をしていました。
写真は、そのルールを知らず道のど真ん中を進んでいた牛連れのおっちゃんに、
「歩道を歩け」と指導員が命令しているところ。
初めはキョトンとしていたおっちゃんも、
何度も言われてあきらめたのか歩道に移動したのですが、
牛には人間の言葉がわかるわけもなく、
変わらず悠々と車道を歩き、車が牛をよけて走るという状況に。
周囲から注目を浴びてメンツを気にした指導員は
ずいぶんとしつこくがなりたてていたんですが、
牛はどこ吹く風(笑)。
それがまるでコントのようでした。
そのうち牛は指導員とは関係なく飼い主とは反対側の歩道に
ゆっくりと歩いていきました。
