【独り言】boy-man | 「風の色を探して」

「風の色を探して」

気ままに訪れた場所、見つけた品、多彩(?)な趣味を紹介。<br>
地元の情報もできるだけ書きます。
そして、時には独断の独り言を発するhiroの徒然なるブログです。

知り合いにボーイスカウトをやっている人がいて、
その世界の話を聞く機会がありました。

ボーイスカウトの世界をきちんと理解しておきたかったことと、
スカウトの技術そのものに興味があったことから
自分でも少し調べてみましたが、これが実に面白かったです。

ボーイスカウトは英国発祥で、
1900年代の始め、戦争で荒廃している社会における
青少年の健全な育成のために始まった運動です。
日本にも早くから伝わり、「少年団」活動として広まっていきます。
少年団連盟の初代総長は後藤新平。由緒ある組織なんですね。

刺激的だったのはその教育の理念と方法でした。
ベースにあるのは、体験学習で、
「チーム」と「遊び」を大切な要素にしながら、
それらが実にうまく体系化されているのです。

残念に思ったのは、
ボーイスカウトが長い年月をかけて培ってきたものが、
他ではほとんど生かされていないことでした。
公教育の側ももっとボーイスカウトに学ぶべきものがあるし、
企業においても取り入れられるものがいっぱいあるのに、
実に勿体ないことです。

「いい指導者になりたかったら少年の心を持った大人(Boy-man)になりさえすればいい」

という言葉を創始者は残したそうですが、
ほんと、その通りですよね(男優位言葉ですみません)。

それだけ豊かな可能性のあるボーイスカウト運動ですが、
今は年々下火になっていて、国内では、
団員の確保がどこも課題になっているとのこと。
一方、途上国では、急速に広まっているそうです。


そういえば、自分はよく、

「子供心がなくなった時が人生の終わり」
と言ってました。

Boy-manは、もはや日本では絶滅危惧種なのかな…。


hiro

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