【※1998.3.24(火)PM8:07 19歳7ヶ月27日 ①の続き】

 

僕は何回もおじいちゃんやあんちゃん(※母方の祖父と伯父)のことを『死んでしまったらいい』とつい最近まで思うことが何回もあった。

そうすれば母は苦労しなくて済むし、大儀そうな顔をすることも無くなる。

と思ったからなんだ。

それに、自分は(※身内が亡くなれば葬儀などで)『学校を休める』と、ひそかに死んでしまうことを期待してた。

 

『最近』と過去形を使わず堂々と今でもそう思うと言ってしまえばいいじゃないか。

(※脳死状態の)あんちゃんに世間一般でいう『奇跡』とやらは起きて欲しくないんだろ?

 

だってそうじゃないか。

奇跡なんか起きたってあんちゃんが苦しむだけだろ?

 

まったく君は全部僕に言わせる気かい?

そうなった時、色々とややこしいことが起きること知っているから、これまた親が苦労するからいっそのこと早く死んでしまえばいい、とまで思う時があるんだろ?

もちろん君が本当にそればかりを考えている人間じゃないことを知ってるさ。

もし、奇跡とやらがあれば、すごいとも考えてるし、ちゃんとそうなればいいと思っている君もいる。

その裏には何の魂胆も何の損得もない。

そんな気持ちがね。

おや、疲れたかい?

 

いや、まだ大切なことがあるんだ。

夢についてね。

でも疲れたんで、また今度にしよう。

 

あぁ、君。

そこにいる君だよ。

今日、一生懸命ペンを滑らせてるね。

君は同じことを何度も書いてる気はしないかい?

読み返してみなよ。

今までの『日記』とやらを。

聞き飽きたことばかりだよ。

君は何も変わっちゃいないんだから。

最後に言っておこう。

君はそうやって母親のことを心配性とでも思うほど心配するかと思えば殺してしまいたくなるほどの衝動を覚える。

君はおびえている。

君のいう激しい気性に。

いつか母親を殺しやしないかと。

そんなこと考えている自分が怖くて怖くて仕方ない。

自分を信じることが出来ず・・・。

 

・・・・・・。

 

そう、自分が以前、せっかんされたと同じように・・・。

このことは後にも先にも言いたくないことだ。