街で撮ったお決まりのプリクラが全部で5種類ある。
1月と2月、小学6年からの友達Aと何度か会っている。
友達Aの家からひきこもり人の住む街まで電車でおよそ40分。
ひきこもり人よりも頭の良かったA。
それなのに、進学校へは自信がない、と地元の近い高校を選ぶ。
同じ集合住宅に住んでいた高1の頃、可愛い制服をセンス良く着こなして通学するAは伸びやかでゆとりがあって楽しそう。
そんな姿を見るたびにひきこもり人は羨ましいと思う。
秋には推薦で短大への入学が確定していたA。
Aと同じ高校に通う友達 I が就職活動中で、ひきこもり人が高校辞めてヒマであるため、ちょうど都合が良かっただけなのか?
とにかく、この時期よく会っていたように思う。
進学先の短大へは気が進まない様子のA。
親に言われて仕方なく推薦入学を決めたようなことを言って。
一人をいつも不安がるA。
そして、お決まりの言葉だが、ひききこもり人がうらやましいとも言って・・・。
会うたびにいつも同じような悩みを聞いていたような気もする。