絡まった糸の中にわからない糸がある。

見えない。

なぜ見えないのだろうか。

見えないために一生糸は一直線にならない。

そんな気がする。

見えない糸がどんどん増えていく。

必死に探そうとするのだが出てこない糸。

一つのかけらを積み重ねなければ・・・。

地道に見つければいつかはほどける?

スマートなものなどない。

気がつけばこわれている。

噴火しようとしている山もその気になれない。

ただ空を見上げて空の見えないところを見つめてる。

それでいいのか・・・?

誰かの声がする。

それはまぎれもない見えない糸、空であった。

向こうから私が見えるのだろうか。

私はのどがかわき切った女なのだろうか。

早く戦争が終わってほしい。

一生続く・・・。

終わると同時に私は異国の世界であろう。

宇宙の神秘を信じる。

生命・・・。