辛く過ぎた4日間だったが、月曜日初めて携帯が鳴った。
そして『土曜日、あけといて・・・』と・・・。
自分は自分ではなくなったみたいに携帯を握りしめて、自分からかけようかどうしようか迷っていた。
そして、また鳴らない夜は淋しさで一杯になる。
Yにハマてしまったのか。
ただかまってもらえるから、だけの気持ちからか・・・。
Yもどういうつもりなのだろうか。
誰にでも声かけてるんじゃないかと思えて仕方ない。
本当は聞きたい気持ちで一杯だけけど・・・。
自分も確かではないし、何気ないフリを通し続けるだろうな。
Yがそうなら・・・。
でも、母ではないけれど・・・
Yの香り(※香水)に混じって弟と同じように男臭さが漂ってきた。
それをかいだ自分は妙に嬉しくて、また嗅ぎたい衝動に駆られてしまった。
どうやらYは自分が思う程に深刻な環境に置かれているでもないみたいだ。