(※8月の末、S病院へ救急搬送。飲まず食わずで干からびて死のうとしていたため。数日間入院するも、摂食障害の治療は行われず。内科的処置。点滴を打ち、数日間で退院。)
死にたい。
ちゃんと生きられないのなら死にたい。
でも、親のことを考えるとどうしても身を亡ぼすことが出来ない。
私の体は油だらけで、水さえ飲めば平気で40㎏に戻るだろう。
脱水を起こしているから33㎏になっているだけで、通常に水分補給をすればガリではないのだ。
もう痩せる手段が、水分を抜くことしかないのだ。
見た目、ガリでも中身は肥満体。
冬は越したくない。
でも、もう少し頑張るんだ。
せめて弟の祝い(※結婚式)が済むまではと。
大切な事は体型でなく、きちんと日々を暮らすことだ。
自分はお金をトイレに流す(※買った食べ物を嘔吐し、汚物にして流す)ばかりで・・・
もう本当に嫌だ。
おいしいものを食べても、吐かずにはいられず、水も飲むのが怖い。
だって、体重が増えてしまうから。
醜い体がムクムクと水を吸って普通に、いや、それ以上になってしまいそうで怖い。
何もしないからいけないんだ。何も。
生きるために食べることが出来たら、どれだけ楽だろうか。
最近は、親に吐いていることを言ってないが、それくらい分かっているだろうと思う。
悪い子だ。
皆の期待には応えられない。
何もなくていい。何も要らない。
だから、死なせて下さい。
食べなくても生きて行けたなら、どれだけ楽だろう。
もう限界だ。本当に。
管理されないと、まともな生活はできない。
入院したい。このままより、入院したい。
薬も飲まない奴は入院できない。
それにやっぱり檻付き(※鍵のかかった精神科病棟での厳しく管理される入院)か。
監視付きでないとダメか。
(※入院しても、きっと)毎食膳をほとんど(※食べずに)返すのだろう。
治らない。生きる気がないのだから。
ちゃんと生きることより死を選ぶ。
もう何も見たくない。
ごめんなさい。
それしか言えません。
(※体重計にはなるべく乗らないようにしていた。
たまに計った中での最低体重は30㎏を下回る(身長158cm)。
一度、低体重で登山をした。
1,450m近い山。
山の天候は悪く、入山禁止の悪路を歩く。
藪こぎが続く。
雨が降り出し、体感温度は下がり、ブルブル震えだす。
エネルギー補給は十分に出来るわけもなく、手足がパンパンに浮腫みだす。
皮膚がはち切れそうな痛み。そして寒さ。
山頂には辿り着いたものの、下山が出来そうにない。
一歩、一歩の下山。
いつかは地上に戻れるだろう。
いつ父親におぶさって下山する羽目になるだろうか。
それを避けたいがために必死になって下りた。
無事に下山した帰りの車中、死ねなかったことを悔んだ。
それと同時に、恐怖と苦痛とを与えたその山を『魔の山』と称した。
危険な状態の体で、登山に連れていく両親・・・
単に一緒に楽しみたいだけで、『登山=健康に良い』という観念
の持ち主。)