愚痴や不平不満、

言ってはならぬ!

 

 

・・・とよく言われるかもしれませんが、

「吐き出し作業」と「悪口を言いふらす」

のは全く違うものです。

 

 

ブーメランになって自分に戻ってくる、

愚痴や不平不満の言い方があります。

まずはそちらから説明しますと、

 

 

不特定多数の人に対して、

自分の境遇に関して、

または特定の相手のことを

グチグチと継続的に、

いつもいつも不平不満や悪口を言う、

というやり方をしていますと、

読んだ人の数だけエネルギー

となって自分に戻ってきます。

 

 

思考もエネルギーですが、

言葉もまたエネルギーです。

ついでに行動もエネルギーですから、

もし、相手に悪いことをした場合、

その出したエネルギー分以上の

何かが自分に舞い戻ってきます。

 

 

人の目に触れることが多ければ多いほど、

2倍返し、3倍返し、10倍返しに

その負のエネルギーは

我が身に降りかかります。

ネットの世界になってから

因果応報は早いです。

 

 

出したエネルギーは必ず戻ってきます。

シンプルに因果応報ですから。

引き寄せの法則も言葉を変えた

因果応報と同じ原理です。

詳しくは拙著本当の願いの叶え方から

 

 

 

 

しかし、負を出し続ける人は

それを信じていません。

なにか身に降り掛かったとしても

偶然と解釈しますから、

負のエネルギーを出すのを

やめないのです。

ずっと出し続けます。

だから一生負のループ。

 

 

この出した負のエネルギーは

自分に降りかからない場合があります。

だから気づかないのです。

自分ではなく、自分の大切な人に

その因果応報は降りかかるから。

 

 

家族とか恋人とか、

その人にとっていちばん大切な

人に因果応報が戻ることも

ありますので、ホントに

自分の行いというのは注意が必要。

 

 

いつもお天道様が見ている、

と言う感覚を持っていないと

時間差で受取ることになり、

それが自分の晩年とかですと、

とても大変です。

 

 

なぜなら、年をとっているので、

試練は、お金に関係することなら

若いときより大変。

 

 

話を戻しますね。

では、一切、愚痴も不平不満も

言わないほうがいいのか?

というとそうでもなくて、

吐き出し作業は、脳内整理と

落ち着きと心の浄化をもたらします。

 

 

心理学用語でカタルシス効果、

というのがあるのですが、

簡単に言うと精神の浄化を

意味します。

 

 

誰かが自分の気持ちを代弁しただけでも、

このカタルシス効果は発揮して、

スッキリする、というもの。

 

 

数年前から視聴率がすごかった

半沢直樹のドラマも人気の秘密は、

普段の日常の鬱憤が溜まっている

自分の代弁をしてくれている

という感覚。だからスッキリするのです。

 

 

これは私も経験しておりまして、

腹立たしいことがありましても、

私の変わりに怒ってくれる友人たちの

おかげで、心がスッとしたり、

悲しいことがあっても、

私の代わりに泣いてくれた人が

いたおかげで悲しみが半分になったり、

私の心やどんなに癒やされたか…

 

 

つまり、そのモヤモヤした

抑圧した感情が吐き出されたときに、

解放されるのです。

 

 

解放されたときに、

もしかして、対象となっていたこと、

もしくは人に対しても前向きになれたり、

落ち着いたり、心の整理がついて

前に進めるなら、吐き出した愚痴や

不平不満であっても、プラスに

転じているので、愚痴を誰かに

言ったことは悪いことではありません。

そこで留めておき、あとは前向きに

過ごすことです。

 

 

悪い仕方での吐き出し方というのは、

吐き出して、悪口で盛り上がりだけで

何も学ばない、何も進歩しない、

黒いエネルギーが渦巻くだけで

終わるようなもの。

 

 

プラスで終わる

プラスに転じる

学びで終える

 

 

そして、聞かされる人は、

黒いものを吸い取ってくれる

役目を負ってくれていますので、

それに耐えられるメンタリティーの

持ち主を選ばなければなりません。

 

 

そして、聞いてもらったら、

感謝を伝えて相手も

「あ、元気になってよかった

役に立ててよかった」という

感覚がなければ、話を聞いても、

聞いもらってもまだ、

ため息ついていたら、

相手を苦しめるだけです。

 

 

話を聞いてもらっている人は、

ゴミみたいな話を

相手に吐き出している、

という自覚も持つべきです。

 

 

相手の時間を奪っていることにも

なりますし、相手に自分の

重い感情を半分持たせている

ことにもなります。

 

 

私もいろいろとありますが、

聞いてくれる人が数人います。

 

 

しかし、私の認識は、

相手の時間を奪っている、

という感覚もありますので、

感謝もしますし、何かあったときには、

すぐにでも飛んでいって、助けたい!

とも思っているほどです。

何もできないかもしれませんが、

自分の中では恩を感じています。

 

 

つらいときに、乗り越えられたのは

その友人たちのおかげだからです。

 

 

一人で処理できる人はいいでしょうが、

なかなか処理できない人は、

相手を選んで、聞いてもらう、

聞いてもらったら元気になってください。

 

 

もし、聞いてもらって

お説教ばかり言われて

あんたダメねと言われて、

さらに落ち込むようであれば、

言う相手が間違っています。

 

 

あ、今思い出しました。

数年前の話ですが、

ある地位も名誉もある男性に

仕事のことを相談しましたら、

言われた言葉は「お前はダメだな、

何もわかっていないな。まだまだだな」

と何の解決にもならないことを

上から言われただけで、

心のシャッターがガラガラガシャーン

と閉じた経験があります。

 

 

ダメな人間だとあなたを

落としたり、辱めたりするような

言い方をするような人に

アドバイスを求めてはダメです。

ダメなのを一番知っているのは

本人なのですから。

 

 

なので、吐き出す相手選びは

メンタリティーが強く、

そして、器の大きな慈愛に満ちた人、

やたらアドバイスをしない人です。

 

 

ということで、吐き出しも必要。

そして吐き出したら、元気になって

またがんばらないとですね。

ではまた明日。