サファイアは、コランダムという鉱物のうち、
赤色(ルビー)以外の色をしたものの総称です。
サファイアは、酸化アルミニウムの結晶で、
硬度はダイヤモンドに次いで9と非常に高いです。
サファイアの色は、微量元素の影響で青色、黄色、ピンク色、オレンジ色など
様々なものがあります。
サファイアの石言葉は「誠実」「慈愛」「徳望」などで、
9月の誕生石としても知られています。
サファイアは、オーストラリア、スリランカ、タイ、ミャンマーなどの国で産出されます。
産地によって色や品質に違いがあります。
特にスリランカとミャンマー(モゴック)は最上級のサファイアの産地として有名です。
画面右はスリランカ産のサファイア原石で、左はミャンマー産のサファイア原石です。
スリランカは, 宝石の種類が最も豊富なことで有名です。
スリランカは「ダイヤモンド以外は大抵採れる」と言われるほどの宝石産出国で、
その種類も多様で、代表的なものはブルー・サファイアやルビーで、
他にもキャッツアイ、ムーンストーン、トパーズ、ガーネット、アクアマリンなど様々です。
中でも、ブルーサファイヤ、ルビー、キャッツアイ、ムーンストンは、
品質が高いとされています。
いずれの宝石は漂砂鉱床に産し, 不思議なことに原岩はまだ発見されていません。
主要宝石産地は, Sabaragamuwa州のRatnapura地方, 中央州のElahera近傍, 南部州のTissamaharama地域です。
世界有数の宝石産地、また世界最高のルビー産地であるミャンマーのモゴック地域は、
北東から南西に約18km渡る3つの隣接する谷によって構成されます。
古い伝承によると多くの劇毒のヘビに守られ、
赤い宝石が眠る「蛇の谷」として語り、蛇を恐れる人々は肉片を谷に投げ込み、
それを獲物として運ぶ鷲のねぐらに肉片に付着する宝石がしばしば発見、回収されると言われています。
これらのサファイア原石はジェムクオリティでは有りませんが、
2大産地のサファイア原石として良いサンプルとなると思います。
スリランカ産サファイア原石
13.3×7.0×5.5mm 4.82ct
ミャンマーモゴック産サファイア原石
8.5×5.1×3.9mm 1.89ct
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