18MHz帯の3エレのワイヤー垂直八木アンテナの改良
(1)問題点
1か月程度、このアンテナで運用していますが、期待した程ではありません。相手局からのシグナルレポートが、当局が送ったレポートよりもかなり低くなります。当局はデジタルのFT8モードでの運用が主ですが、このモードの場合、シグナルリポートは、互いのリグ接続のコンピュータが、その受信シグナルのS/N比から計算した信号強度をdB単位の数字として交換するようになっており、客観的な数字が得られます。実際、交換したシグナルレポートに10dB以上の大きな差が出ます。これは、例えばSSBにおけるS59とS51程度の差に相当し、まるでQRP運用でのレポート交換です。相手局の出力がかなり大きい場合が考えられますが、その場合でもこちらの出力を上げれば、この差は少なくなるはずです。すべての局がKWターとは考えずらいですが(当局は、PEPで75-150W)。
(2)改良点
先日、OM局に相談したところ、垂直型の八木アンテナは、HF帯では地上高が稼げないため、地上損失(地面に吸収される)や頭上への反射が大きいのではないか、と回答を頂きました。
地上損失が水平八木アンテナに比べ大きそうなので、エレメントの下端の地上高として1/4波長以上を目指し、なんとか下端を4.5m高まで上げました(以前は3m高)。さらにブームの方向を、水平から10度程度の傾斜を持たせました(下図参照)。また、あまり期待できませんが、1:1強制バラン(電圧バラン)を、ロスの少ないフロートバラン(電流バラン)に交換しました(写真参照)。フェライトトロイダルコア(FT240-43 直径6㎝程度)に同軸ケーブルRG58(3D-2V相当)を巻きました。


(3)改良結果
早朝のEUや東ヨーロッパが中心ですが、少し改善したように思います。相手局のリポートとの差は小さくなりましたが、それでも、こちらのリポートと同程度にはなりません。もうしばらく様子を見たいと思います。
de WJ2T