12月に開催された
クラウディア フガッツァ博士 招致セミナー2018
「犬の心」を聞いてきました

犬の模倣学習に特化した方法でトレーニングを
されていたり、学者さんなので様々な研究を
されていて、まだ論文が出ていない研究の経過
などもお話ししてくださいました

博士と言っても、若くてスタイル抜群な美人

黒のニットのセットアップを着ていたのだけど
スカート丈はミニ

トレーニングの指導の時だって、三つ編みに
していたり、ポニーテールだったり、可愛い

色々な意味で勉強になる魅力的な方だな
と。
と。(実験室の犬が初めて、地面を踏む動画とかね…
泣くよね。)
博士の研究室の犬たちは一般家庭の
ボランティアに参加して貰い実験に協力して
貰うという犬の為の実験

まず、そんな動物福祉に則った環境の説明が
あったので安心して拝聴できました

オオカミと犬とは遺伝的にはほぼ同じ…
なのに、何故?犬は人と暮らせるのか??
何故?オオカミは暮らせないのか??
その、進化の仕組みは今までも何度も聞いてきた
けれど。
まだ日本は、オオカミの性質から犬を見るという
訓練方法が一般的なんだよね…

大体、そのオオカミの事自体が20年以上前の古い
知識であり、間違えて伝わり続けていることが
あるってこと。中々、一部でしか広まらない

αアルファシンドロームとか、上下関係とか、
リーダー論とか。
私も犬のしつけを学び始めた頃には、そんな
教科書しかなくて、それが正しいと思っていた。
犬はガツンと叱ったり、無理矢理仰向けにさせて服従させないと舐められると思っていた。
犬と暮らす内に…すぐに違うぞ?!と気づけた
から、間違った方法は取らずに来られたけどね。
だから、学び続けないといけないんだよね

外国人が講師のセミナーに行くと、
「これは、日本では最新なのかもしれないけど
10年位前から行われているトレーニングでね」
と、言われる
日本って…犬の世界はまだ鎖国してるのかな

博士の研究室で実際に、産まれて3日の
オオカミと犬を同じ環境下で人の手で育てて
実験をしたそう。
そこで行われた研究データや動画などを
いくつか紹介して貰い
その結果、犬の進化したと思われる部分などから
犬とオオカミには遺伝的素因の違いがみられた

犬は…
人と同じような認知特性を持って
進化してきた!
社会性豊かで複雑。
何でしょ。もう鳥肌

そりゃ。人は犬と暮らすよね〜

改めて、愛おしくなった

論文前のものもあり、セミナー内容を話すことは
出来ないけれど。
犬に体罰のようなしつけ方法を使ったり
威圧的な態度、ネグレクト、無理な多頭飼育。
飼い主とのミスマッチ問題。
犬を飼う環境が整っていないのに、買う場所の
宝庫

セミナーが面白かっただけに、日本の問題が
ますます見えてしまい、悲しい

今の仕事場では特に色々な方がいらっしゃる。
トレーニングを目的に来店される方が集まる
場所にばかりいたので、気づけなかったのかも。
先日、テーブルに乗ってしまった愛犬を叱りつけ
2、3度それなりの力で叩いた男性がいた

犬はと言えば…小型犬だったのだけど。
ヘラヘラとハイテンション

まぁ、神経質な犬ではないのが幸いなのか…

いや。
あなたが犬がテーブルの上に登れないように
管理していないのがダメなんでしょー!!
っと心の中で叫ぶよ。
多分、顔にも出ていたけれど…。
店員って立場弱いな…。そんな事、言いたくても
言えないから。
それなりに、顔見知りになった方や私の仕事を
知っている方や、聞いてきてくれる方には
大切な事だから言うこともあるけれど。
理解して貰えるようにちゃんと話すには、時間も
かかるしね…。もどかしい。
だから、少しでもブログに書いておこうかな。
そう。
お友達に言われた「あーちゃん(私のこと)は
ダメって言うかもしれないけどさ、叩くのって
時には、犬種によっては必要じゃない?」
これに、どを答えたか。
つづく…。



良い目の保養になった