2月5日から6日にかけて関東甲信の平地でも積雪がありましたが、この冬は比較的暖冬のため、早くもスギ花粉の飛散が気になりますね。
春が来るのは嬉しい反面、花粉症である私にとっては厄介な季節。
同じように感じる方も多いかもしれません。
実は「怒り」は花粉症のようなアレルギーと似た性質があります。
花粉が飛んでいても、私のように花粉症の人は症状が出てしまう一方で、全く症状が出ない人もいます。
同様に、同じできごとに遭遇しても、ものすごく腹を立てる人がいれば、全く気にしない人もいますよね。
今すぐなんとかしたい!というときは「対処法」があります。
花粉症なら薬を服用する、外出時にマスクやメガネを着用することで、辛さを軽減できます。
思わずカッとなる怒りにも抑えるテクニックがあります。
また、反応しないように長い時間をかけて行う「体質改善」もあります。
花粉症の場合は、生活習慣を見直したり、日々の食事に気を配ったりします。
怒りについても、無駄にイライラしないための考え方を身につけるテクニックがあります。
それぞれのテクニックについては、また別の機会に。
ところで、冒頭に積雪の話題に触れましたが、東京23区に「大雪警報」が出ると、わずか数cmの雪でも電車が停まったり、クルマも立ち往生して大渋滞が発生することがありますね。
一方、いわゆる雪国に住んでいる方からすると、冬に数cmの積雪なんてかわいいもの。これで交通が麻痺するなんて、東京は脆弱だと思ってしまいます。
「大雪」の基準・・・改めてたくさん雪が降ることは、人によって住んでいる場所によってバラバラだということがわかります。
同じように、私たちが日常会話で使っている言葉の基準も、人によってバラバラなものがあります。
「ちゃんと」「しっかり」「きちんと」「もっと」「すぐに」「なるはやで」「社会人らしく」などなど・・・
例えば「ちゃんと片づけてって言ったでしょ」と子どもを怒ると、子どもは「ちゃんと片づけたよ」でけんかになったり。
「しっかり確認してほしい」と部下を叱ったら、「私なりに確認しました」と言われて、すれ違いを起こしたり。
このような言葉を「程度言葉」と言います。
より正確に伝わるように、6W3Hで表現したり、数字を使ったり共通言語を用意しておくなど、お互いの認識がずれないようにしたいですね。
アンガーマネジメントは怒りの感情と上手につきあうための心理トレーニング。
ぜひ、皆さんもアンガーマネジメントを実践してみませんか。