【第一回 私の人生は私が決めています☆】
使う言葉には、必ずその言葉が引き寄せる結果があります。
僕の父親が、妹の自殺未遂に対して、
「なんでそんなことするのか、全くわからん」
と言ったことがありました。
その言葉の奥底には、「私の責任ではない」という本音があり、
その言葉の結果には、「妹の自殺」があります。
おそらく、父はず~っとそういう態度と言葉を使ってきたために、
実際に何度も自殺未遂してきた奥さんを、実際の自殺にまで追い込んだのでしょう。
妹の自殺未遂には、「さみしい」という思いがあり、
父の言葉には、「そんな気持ちなど思いやらない」という本音があるからですね。
父は、本気で妹には死んでほしくないとおっしゃっていたので、
僕が殴って、諭した結果、
今では態度が改まりました。
実際に奥さんに自殺されたことが、身にしみているのでしょう。
この僕の父の話のように、
使っている言葉は、本当にそれにふさわしい現実を引き寄せますが、
望んでいる結果と、使っている言葉がずれていると、望まない結果ばかりがやってきてしまいます。
言葉には必ず、その奥に宿る部分と、その言葉の結果やってくる現実があります。
例えば、昔実際にあった個人セッションでのことですが、
「そのリストラにあったことを、全て自分が原因だと受け入れられますか?」
と質問をしたとき、
その方は、
「全てとは言えないですね。左遷したのもリストラしたのも会社です」
とおっしゃっていました。
この言葉の裏には、どういう本音があるのか、
察しがつきますか?(^^)
会社を辞めさせられたという思いは、自分の力ではどうにもならなかった、
そうしたことは会社が決めることだ。
という考えがありますね。
もっと端的に言うと、
私の人生は、他人のせいで決まっている
という本音が隠されています。
どうしようもならないと信じているんです。
こうした本音を持っていると、全くそのとおりにしようと潜在意識、
つまり無意識の脳が、そのように振舞わせます。
いやいやながら、周りのせいでやらされているという行動を選び続けるようになります。
そこで、もっとも大切な魔法の言葉が、
「私の人生は私が決めています」になります。
会社でリストラがあっても、リストラの対象になっていない人もいるのに、
自分が選ばれてリストラされたのは、それまでの仕事ぶりが原因だし、
そもそもその会社を選んだのも自分。
過去の自分の選択は、自分で決めてきたことだから、
これからの行動を自分で決めて、結果を変える・望む結果を新しく手に入れることもできます。
私の人生を私が決めています
と言い切ることで、
これからの人生に対して、自分で望む方向に変えていくことができる
と脳に信じ込ませることができるようになるのです♪
ところが、
個人セッションを受けて下さる方によっては、
僕はこの話を最初にしない場合があります。
特に女性で、他人に依存してきた人生を歩んでいらっしゃる方が、僕のところに来る場合が多いので、
そういう方には、ハードルを下げながらも、
いずれ「私の人生を私が決めています」と普通に他人に言えるようになっていくようにしていきます。
ハードルを下げる
ということが、実はと~っても大切なんです☆
「私の人生を私が決めています」と言い切ることは、
普段から、~のせいでと思い込んでいる人の場合、言えないんです。
言ってもすぐに、「でも、~さんが~したのは、あの人のせいよ」
みたいに逆の内容を心の中で言っちゃうので、
効果が逆になります。
一日に使っている言葉で、矛盾する二つの内容があるときには、
頻繁に行っているほうが勝ちます。
ほんの3秒「私の人生を私が決めています」と言っても、
その後5分、反対の内容を言えば、どちらが勝っていくかは、明白ですよね☆
そこで、
「私の人生を私が決めます」
とか
「私の人生を私が決めつつあります」
というように、ハードルを下げていくのです。
さて、ここまでお話しましたが、
普段の個人セッションでは、こうした「理由」の話、
「なぜ」そうするのか、という話は、ほとんどしません。
というのも、
こうした話を知らなくても、知っていても、
全く意味がないからです。
知らなくても、知っていても、
実際にあなたが「私の人生を私が決めています」と、
本当に今日から毎日、何度も言い続けるという行動をとるかどうかで、
あなたのこれからの人生が着ますからです。
特に男性は、情報を得ることを喜ぶ習性があるので、
こうした理由の話をすると、
「なるほど!」と知ったように感じ、
かえってやらないようになってしまうので、
言わないようにしています。
僕の個人セッションは、ほとんどが女性なのですが、その理由も、
素直に言ったことをやってくださるのが女性が多いからなんです。
男性だと、どうしても「なぜ」を聞きたがり、それを知って、
知ったような気になって、やらないので、
現実も変わらず、僕も面白くないんですね☆
毎回のように、「こんなにレベルアップしました!」と報告を頂くには、
やり続けていただく必要があるので、
やって下さる素敵な方々だけが、僕のところに集まって下さります☆
ありがたいですね☆(^0^)