内申点の秘密【2023大阪公立高】 | 家庭学習のやり方を学ぶ パパママのためのオンラインメディア

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こんにちは!松本ひろみです。

 

 

 

 

2022年6月、大阪府教育庁HPにて、2023年度(令和5年)の公立高校入試の要項が発表されました。(2022年7月4日現在)


一般入学者選抜の入試日程は

 

    
出願期間が32日から4日、
学力検査等(試験日)39
合格発表が317

 

となります。

 

 

この記事では、大阪府の公立高校入試の制度について、

大阪府公立高校入試最新情報【令和5年度入試】を解説させていただきたいと思います。

大阪府にお住まいの公立小学校・中学校に通うお子様をお持ちの保護者様に、ぜひ知っておいてほしい内容です。

 

 

 

・普段の成績が入試に反映されるって聞いたけど、どういうこと?

・内申点とは一体何なの?

・具体的に、どうやって計算したらいいの?

・受験する高校学校によっても計算方法が変わってくるってほんと?

 

そんな疑問にお答えしていきます。

 

 

 

 

 成績表の評価が入試に加算される 

 

全国的にみても、制度が複雑で難解と言われる大阪府の公立高校入試。

 

中でも、特徴的なのが

『中学3年生になってから受験対策を始める意識だと、受験に間に合わない!』

ということ。

 

それは一体、なぜなのでしょうか?

答えは、内申点にあります。

 

 

 

大阪府の公立高校入試の中でも「一般入学者選抜」と呼ばれる入試形式では、調査書を用い、「中学1、2、3年時の成績表の評価から評定を算出し、入試の持ち点として加算する」方式を採用しています。(令和5年度入試 現在)

 

評定とは、いわゆる『内申点』のこと。

 

 

さらにここでいう成績表の評価とは、

のことを指します。

 

 

 

ここで、大阪府教育委員会が出している資料を確認してみましょう。

【出展:https://www.pref.osaka.lg.jp/attach/6221/00426225/05_5-1_R05ippan_zen.pdf

 

 

この450点が、調査書の評定として、入試の際の持ち点になります。

 

 

なので、公立高校への進学を目指す場合、中学1・2年生のうちから欲しい成績表の評価を獲得しておく必要があるのです。

大阪府公立高校入試対策は、中学1年生の時から始める必要があるということなんですね!

 

 

 

 

 

 合否を分ける、副教科の成績

 

そしてここでもう一つ、着目していただきたいポイントがあります。

それは、「9教科の成績」の5段階評価から評定計算の対象になるということ。

 

そう、英語, 数学, 国語, 理科, 社会の5教科だけでなく、音楽, 美術, 保体, 技家のいわゆる副教科の成績も、点数として加算されるのです。

しかも点数の比重は、副教科も5教科と同じになります。

 

「中学3年生になり、いざ詳しく入試制度を調べてみたら、副教科の成績も入試の持ち点に加算されるなんて!」

もしこの情報を直前まで知らず、副教科のテスト対策をそこまで重要視していなかったとしたら、これほど勿体無いことはありません。

 

 

 

 

 

 どの地点からの成績が持ち点になるのか

 

「知らなかった!」

「知っていたけど、1学期の成績が振るわなかったみたいなんだけど・・・」

 

そう思われたあなた、ご安心ください。

中学1・2年生時の内申点の算出は、「3学期」の成績表が元になります

 

これから夏休みの時期。

長期休みを利用して、これまでの学習の復習や、2学期の復習を進めていくことを、強くお勧めします!

 

 

 

 

 

 まとめ

 

さて、調査書の評定の計算の仕方、もう一度おさらいしておきましょう。

 

 

これ、すごく複雑だと思いませんか?

文章だけでは、一体どういうこと?と感じてしまします。

 

そこで次の記事では、『成績表の評価』から『調査書の評定』を算出する方法を詳しく解説したいと思います。

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