フランクという名前の教師は、
おもむろに紙を渡すと、
端に座っている生徒から順に質問していった。
絵を渡されて、それにたいして質問され
答えていくというスタイルのspeaking試験。
まったくしゃべれない自分にとって、
地獄の時間が始まった。
しかも大して説明もないまま、どんどんと進んでいく。
「ずいぶん急で、適当なすすめかただな…」
周りの生徒は、わりと簡単に答えていく。
海外の学生は(義務教育の)英語の授業水準が高いようで、
簡単な受け答えくらいは当然出来るらしい。
日本のそれとは大違いです。
自分は運よく?順番的に一番最後。
ほかの生徒の質問を
必死で聞き取りしていた。