年をとるごとに、着る物の趣味が変わっていく。
はじめて自分で洋服を意識したのは、
中学生くらいの頃だったか。
母が作った服を着ていた幼少期、
母が選ぶ服を着ていた小学生低学年。
そこで服について、
学んでいったように思う。
自分で選ぶ、というようになったのが
中学生だったはず。
紺色が好きで、
スウェットもパーカーも靴もすべて紺という
野暮ったいスタイルを気にっていた。
そのときは、洋服を選ぶ基準は「色」だった。
基準については人それぞれあると思います。
柄が好きな人、形が好きな人、スタイルが好きな人、
ブランドが好きな人、イタリア製が好きな人などなど。
こだわりがある人も、ない人も、
何か基準みたいなものがどこかにあって、
それで服を選んでいるはず。
服だけではなく、人生の様々な選択において
論理的には説明出来ないような複雑な「基準」をもって無意識に選択している。
どういう言葉で話す?
どういう髪型をして、どういう体系をして、
どういうものを食べて、どいうふうに振舞うか。
どういう人と付き合って、
どういう本を読んで、映画をみて、音楽を聴くのか。
「服を選ぶことは、人生をどう生きるのかを選ぶこと。」
そんな文章をどこかの本か、テレビ、映画かな?
読んだことを思い出した。