春はあけぼの、やうやう白くなりゆく、
山際すこし明りて、紫だち
たるPM2.5の細くたなびきたるは わろし
夏は夜。月の頃はさらなり、闇もなほ、
お姉さんの多くちがひたる
また、ただ一人二人など、
ほのかに化粧かほりて行くも、をかし
雨など降るも、をかし。
秋は夕暮れ。
夕日のさして山の端いと近うなりたるに、
お姉さんと、寝どころへ行くとて、まだ早く、
嫁に電話するのを急ぐさへあはれなり。
まいて、言い訳などのつらねたるが、
いと小さく見ゆるは、いとをかし。
日入り果てて、ちまたの明かりなど、
はた言ふべきにあらず。
冬はつとめて。
雪の降りたるは言ふべきにもあらず、
霜のいと白きも、またさらでもいと寒きに、
お姉さんの股ぐらに足入れて、暖まるも、
いとつきづきし。
昼になりて、ぬるくゆるびもていけば、
家に帰る言い訳思いつかず、わろし。