
以前書いた覚え書きの中のひとつ。
スプロケット交換しました。
これ。
ザム:PREMIUMシリーズ リアスプロケット
(ドライブスプロケットも購入しましたが、今回は交換はしませんでした。)
■作業準備
※まず最初にセンタースタンドを立てましょう。
リアタイヤ外すので、サイドスタンド状態でシャフト抜くと、どえらいことになります。
(というか、たぶんシャフト抜けませんね)
<準備するもの>
・ プラスドライバー
・ レンチ(8・10・12・22・27mm)は必須です。
・ ペンチ(割りピンを抜いたり挿した後に曲げたりするのに使います)
・ チェーンオイル
・ シリコングリス
■スプロケット交換作業
まずはチェーンカバーを外します。
これは赤丸のネジ2つを外すだけ。
次に、ドライブスプロケット側のカバーを外しましょう。
4つの8mmボルトを外します。
ドライブスプロケット側。
汚いです()
歯の磨耗具合的に、まだ交換時期じゃなさそうなので今回は交換しません。
そして、いよいよタイヤを外します
・・・が。
リアタイヤを外す前に、先にブレーキキャリパーを外しましょう。
ちなみに、キャリパー外した後はブレーキに触れちゃ駄目ですよ~。
ブレーキ踏んじゃうとキャリパー内のポッドが押し出されて、手では戻らなくなります。
(キャリパーをオーバーホールする場合は逆にポッド出しちゃった方が面倒がなくて良いんですけどね)
外したキャリパーは、ブレーキホースにテンションがかからないように上手く固定してください。
(タイヤ外したあとは元の位置に仮留めするのが確実っぽいですね)
あ、念のため書いときます。
今回はキャリパーのオーバーホールも同時に行ったので、この時点でキャリパーをブレーキホースから外しちゃってます。
キャリパーを外したら、いよいよタイヤを外します
まず、写真の赤線の場所に割りピンがあるので外します。
(写真撮る前に外しちゃいました)
割りピンを外したら、次はマフラー側へ移動します。
赤丸のシャフト(確か24mm)を緩めます。
ここを緩めたら、途中からアクスルナットも一緒に回転し始めます。
適度に緩んだらアクスルナット側も手で外れるようになります。
(2人いれば両側から回した方が早いですね)
<2014-10-15 追記>
アクスルシャフト側は 22mmですね。
あと、アクスルナット側は 27mmです。
どちらも車載工具にありますが、経験的に 22mm はメガネレンチ買っておいた方が使い勝手良いです。
27mmは工具買わなくても、車載工具で十分対応できます。
27mmのメガネと延長用パイプ
アクスルナット外すのに使います。
外し方は、この記事書いたときは上記の回し方で外れたのですが。。。
どうやら偶然だったようですw
確実に外すには、
アクスルナット側に 27mmメガネを写真のようにかまして、下から手で押さえます。
でもって、
22mmメガネをアクスルシャフト側にかまして、上から踏んでやります。
手で回しても良いですが、かなり苦しい態勢でやることになる上に結構力が必要なので、左手でアクスルナット側のメガネを押さえつつ、右足でアクスルシャフト側のメガネを踏んでやった方が楽に外せます。
アクスルナットが外れたら、上の写真のようになるので、剥き出しになったシャフトを矢印の方向に蹴っ飛ばして押し出します。
出しにくい場合は蹴っ飛ばせば プラハンで優しくコンコン叩けば押し出されます。
反対側。
ここまで出てくれば、あとは手で引っ張って取り出せます。
シャフトを抜いたらタイヤが外れるので、前に押し出してやってチェーンを弛ませてドリブンスプロケットから外します。
外したチェーンはスイングアームの上にでも乗せておきましょう
ちなみに、タイヤの両側(スプロケット側・ブレーキローター側)にカラーがついています。
タイヤ外した際にカラーが外れて転がる可能性があるので、なくさないように注意しましょう。
タイヤを外したところ。
リアタイヤを寝かすときにブレーキローターを傷付けないように、タイヤは写真のように「ブレーキローターが浮くように」置いてやりましょう。
ちなみに、写真のタイヤの下に挟みこんでいるのはダイソーで購入した発泡スチロール性のブロックです。(4つ使ってます。)
赤丸のボルト(10mm×6本)を外しますが、これがまた硬い!!
どうにもこれは外れないだろーとか思っちゃうほど硬いですが、ラチェットレンチに車載工具をかまして柄の部分を延ばして、テコの原理でグイグイ頑張って緩めましょう。
外したドリブンスプロケット(汚)
スプロケットはチェーンが接触する場所なので、チェーンシールの樹脂部分に対する攻撃性があるパーツクリーナーは使えません。
中性洗剤で洗ってはいたんですが、それでもこんな具合です
しかも重い。
新旧比較。
汚さが際立っただけでした
ただ、持ち比べると重さの差は歴然。
今回装着するXAMのスプロケットの方が圧倒的に軽いです。
これを
こんな感じに取り付けてやります。
ナットの締め付けトルクは規定値があるのでサービスマニュアルを参考に。
(今回は規定値出せる範囲のトルクレンチを持っていなかったので、感覚的に緩めたときの1.2倍くらいの力で締めました。)
そして、戻しは外しの逆順で。
戻す際に、タイヤのカラー部分とシャフトへのグリスアップは忘れずに行いましょう
あと、チェーン戻したらチェーンオイルも足しておきましょうね
仕上がり。
今回、タイヤの位置は変えていませんが、念のためチェックしましょう。
左右両側のメモリ位置と、後ろから見た時のタイヤの角度で、ちゃんとまっすぐ同じ場所に戻っているか判断します。
新スプロケット、いい具合に違和感なく馴染んでます。
思わず、ずっと前からこうだったんじゃないかって錯覚しちゃいそうw
交換前後で並べて比較すると、綺麗になったのがわかりますね
※ドライブスプロケット交換の記事を期待していた方がいましたらごめんなさい m(_ _)m
冒頭でも触れましたが、ドライブ側は交換していないので、そちらは交換時期がきたらまた改めて書きたいと思います