今日は久々に子供の頃からの友達に会いました。

みんな、変わってなくて、それなりに苦労は重ねただろうけど、しっかり生きていて。

自分が本当に情けない、


さてさて。

今日は少し本筋とずれますが、わたしの体について。


子供を産むことが難しい体、です。

はじめて婦人科に行ったのは高校生の時。

あまりにも生理がないわたしを、彼が心配して。

わたしにとっては、半年くらい生理が来ないことなんて普通だったので、

嫌だったけど、安心のために行きました。

初めて行ったのは、古くて汚い病院。

わたしが生まれた場所だと母から聞いていたので、

他を調べることもせずそこへ行きました。


まず、看護師がおかしかった……。

当時高1?かな、そのくらいのわたしに向かって、

「性行為をしたことありますかって、先生にも聞かれるんだよ、大丈夫!?」

なんて、他の患者さんもいる前で聞いてきて。

……気を遣ってくれたのか、その看護師さんがドラマの見過ぎだったのかわかりませんか、

性行為をしているかどうかを聞かれることくらいなんとも思わなかったし……。

看護師さんの真意は今も不明です。


ただ、初めての内診はやっぱり嫌でした。

くわえて、男性の医師が「セックスしたことあるなら痛くないから」とかなんとか言って、

なにかを押し込んでくるのも非常に不愉快……。

(もしかしたら看護師さんは、このへんのことでわたしの気持ちを素直に案じてくれたのかもしれない笑)


結局、とりあえず基礎体温表をつけるように言われましたが、

もちろんそこには二度と行きたくなかったので、別の婦人科へ。

そちらの先生には、「初めて行ったところがよくなかったですね」なんて苦笑いされる。


血液検査の結果は、高プロラクチン血症。

視床下部が悪いのか、ホルモンのはたらきが悪いのか、どこかの受容体がいけてないのか、

細かい原因は不明ですが、ともかく生理がちゃんとこないのはそのせいだと。


その頃のわたしの生理は、数ヶ月~半年に一回で、

来たと思ったらだらだらと1, 2ヶ月続くようなものだったので、

これがホルモンのせいなんだなとわかると少し気が楽でした。


その頃のわたしは、いずれ彼との家庭を築くことを考えていたので、

月に一回婦人科に通い、内診して卵子の大きさを見てもらって、

ときには排卵誘発剤を飲んで、さらにときには排卵のために注射打って、

いつか彼との子供を産むために、いまから体をきちんとしておこうと一生懸命でした。


でも、自力で排卵できたのは一回だけだったかな。

いつも、排卵せずに薬で生理起こしてばっかりでした。


そんなことも、彼は知っていたはずなのに、

不倫をした原因のひとつは、「子供を産んでくれないと思ったから」でした。


わたしの姿勢の問題だったのか、

わたしの体を見限ったのか、わかりませんが。

それ、言われたとき、きつかったな。


もともと子供は好きじゃないけど、彼の子なら愛せると思った。

彼がパパになる姿を見たかった。

だから、不快感のある内診も毎月やって、

長い診療の待ち時間で半日つぶすようなことをして、

自分は欠陥のある人間なんだという思いを感じながらも、治療を続けて。

そういうことがすべてゼロになりました。


離婚してからすぐ、わたしは別の婦人科へゆきました。

生理がきちんと来ないからピルを処方してほしいと言って。

先生は一応、もし今後子供を望むならピルではなく治療したほうがいい、と言ってくれました。

けれどもちろん、

わたしはもう、絶対に妊娠を希望することなんてないと確信があったので、ピルを希望し、現在に至ります。


使っている人ならわかると思うのですが、

飲んでいなかったときの不便さはいっさいなくなり、

次の生理がいつから始まるかは、日にち単位で、もっというと「この日の午後から」というレベルでわかるようになり、生活の質は格段に上がりました。

生理もきちんと5日くらいで終わるので、すこく楽です。

離婚した後の解放感と、生理へのマイナスイメージがほぼ無くなったことは、わたしの人生にとって非常に大きなことでした。


とはいえ……

今でも、幼い子供を連れた家族を見ると胸が鋭く痛みます。

わたしが夢見た暮らしを手に入れている人達への羨望、嫉妬。

子供なんか……大嫌いなのに。


わたしの選択はいつも間違っていることが多いので、

いつか、後悔しないかが不安です。