私が初めて流産した時からずっと願っていたけど叶わなかったこと
・妊娠がわかってからの受診で「おめでとうございます」「順調です」と言われること
・母子手帳をもらうこと
・たまごクラブを買うこと
・よくあるマタニティマークじゃなくてダンボのデザインのマタニティマークを目立たないように鞄の内側につけること
・毎週大きくなるお腹を写真に収めること
・エコー写真のアルバムを作って心境の変化を綴ること
・出産に備えて毎日ウォーキングをすること
・陣痛を経験すること
・出産したら最初に夫に子どもを抱いてもらうこと
・子どもを沢山抱き締めること
・子どもと図書館に行って毎日本の読み聞かせをすること
・子どもに毎日感謝して沢山「大好き」と「ありがとう」を伝えること
・勉強はできなくてもいい、生きてくれているだけであなたは私にとって最高の価値があるということを何度でも伝えて、辛いことがあっても私と同じように何度も死にたいとまで思わせないような子育てをすること
子どもを望まない夫婦が実際どのくらいいるのかわからないけれど、妊娠・出産は奇跡だと言われながら、大部分の夫婦にはその奇跡が起きていて子どもがいる
子どもがいることが当たり前にされている世の中
私はそんなに高望みしてしまったのだろうか
もちろん子どもがいても、悩むことはあるだろうし、その人数や性別や健康状態なんかで悩む内容は全然違うのはわかる
それでも子どもが1人でもいる人といない人との壁よりは低いと思う
苦労しててもそうでなくても結果的に子どもがいる人とは一生分かり合えない気がする
この先子どもがいない人とだけつきあっていけたらどんなに気持ちが楽だろう
初めて流産した時は悲しかったけど、それでも私でも妊娠できるんだと思ったし、1回妊娠できたんだから数年後にはきっと子どもがいるんだろうって漠然と思ってた
でも私の未来はそうじゃなかった
あれから10年近く経つけど流産しかせず子どもは持てていない
10年後の私は子どもを持てなかった悲しみを悩み事の何割くらいに減らせているのかな
少なくとも今よりは増えていないことを願いたい