2015年 平成27年。
小渕首相が「元号は平成」と読み上げたのが つい最近の様に感じられるのですが、あれから27年もの歳月が流れたようですね。
若いスタッフが「A先生が平成元年生まれで、B先生が2年、C先生が3年…」と改めて聞かされた時は、眩暈がしそうでした。
でも、遠い将来『平成一桁』なんて言われるんですよ、必ず。(笑)
さて、母さん今日は真面目な話をしようと思います。
最近、生徒たちがある動画を見て笑い転げているところをよく目にします。 一人のむさ苦しい男が踊っている動画です。
その男は、95年に地下鉄サリン事件を起こしたオウムの教祖のようでした。
その画像は編集され、教団が使っていた歌も合わせてパロディ化されたものでした。
95年と言えば、阪神淡路大震災があり、オウム事件があった悪夢の様な年でした。 言わば日本の安全神話が崩壊した年と言っても過言ではありません。
生徒たちは、その男が何をしたのか…大まかなことは知っていますが、彼らにとってその動画は、単に笑いの対象でしかないようです。
日本中を震撼とさせた無差別殺人事件の主犯を見ても、私は笑えません。
このことから連想した言葉は「風化」です。
私の世代にしてもそうです。
先の戦争に関する本や映画をどれだけ見ても 当時を知らない者は、悲惨な戦争の本当の恐怖を知り得ません。
歴史は繰り返す…。
そうならないために我々にできることは何でしょう?
皆さんも考えてみてください。