たまらなく蒸し暑い一日でした。 プールを見ていると、飛び込みたくなります。(笑)
「大型で非常に強い」台風8号が近づいています。
我家は人間だけでなく、家も古くなった為、屋根の雨漏りやら台所の水漏れで「水難」続きです。
これ以上の水はお断り願いたいと切に思っている母さんです。 こんばんは。
さて、今日は今年の「青少年読書感想文全国コンクール」課題図書、「アヴェ・マリアのヴァイオリン」香川宣子著をご紹介します。
この本、一気に読めました。
これはフィクションですが、アウシュビッツ収容所や徳島の坂東収容所での実際にあった話も盛り込まれています。
第二次世界大戦時、ユダヤ人の少女ハンナは、家族と共にアウシュビッツに送られます。
ヴァイオリンが弾けたことで音楽隊に組み込まれ、一人生き抜いた少女。
その少女が使っていたヴァイオリンが長い年月を経て同じ歳の徳島の高校生の手に渡ります。
私は今まで、ナチス時代の映画や小説は意識的に避けてきました。映画の予告を見るだけで気分が悪くなります。
でも、主人公が進路に迷っている女子高生。 それならば…と読み始めたのですが、言葉は映像より遥かに想像力を掻き立てるものでした。
後半何度も涙で文字が霞みました。
アウシュビッツ収容所は誰もが知っている場所です。
しかし、そこで収容者たちの音楽隊があったのを知っている人は数少ないのではないでしょうか?
その音楽は何の為に演奏されていたのか…。
今私たちが毎朝元気に目覚めることのできる幸せ…。
人々の平和はこれから先もずっと守られなければいけません。
寝る前の僅かな時間でも読書に充ててみてはいかがでしょう。