新たなスタート。 | ウィッツ青山学園高等学校 ★教員ブログ★

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教職員が日替わりで学校の様子をお伝えします。

こんばんは。アキラです。
統括事業部(事務系)は来週いっぱいが勤務となっていますが、昨日の体験授業で教務部は冬季休暇です。昨日ブログを書くことができませんでしたので、今頃になってしまいました。すみません。

教員ブログには相応しくないのかもしれませんが、競馬のお話しをさせていただきます。特別な想いがあるのでご容赦ください。

全く競馬に関心のない方は、ご存知ないと思いますが、本日開催された競馬のレースに「有馬記念」というものがあります。レースの中でも最もグレードの高いG1レースで、実力のある選ばれた18頭だけが出走できるレースです。競馬について詳しく書くと話しが逸れてしまいますので、興味のある方は調べてみてください。今日はそのレースに出走した1頭の馬について思い入れがあるので書かせていただきます。

その馬は、本日のレースがラストランとして話題になったオルフェーヴルという馬です。その馬の強さについても調べていただければ良いのですが、世界の競馬レースの最高峰とされる凱旋門賞に2年連続出走して共に2着(世界で2番目というです)。と書けば伝わるでしょうか。この馬が日本競馬界で名実ともに1番となった瞬間が、2年前の菊花賞というレースで優勝し、中央競馬3歳クラッシック3冠を達成した時です。(これまでの70年以上の競馬史上たった7頭だけしかいません)

実はこの3冠達成時に卒業した生徒を競馬鑑賞を連れていっていました。(もちろん賭け事をしにいったわけではありません)賛否両論はあるかと思いますが、それでもサラブレッドの宿命やそのあり方について考えるキッカケとして欲しいと願って一緒に行ったのが事実です。

その卒業生は、その後この馬に注目していたらしく、今日の有馬記念でオルフェーヴルがラストランになることを伝えてきました。そして有馬記念で見事1位になった後の感想が、「感動した」というものでした。

今日、この生徒が新たなスタートを切る日になっていたことも偶然ではないような気がします。オルフェーヴルは、引退し種牡馬として新たなスタート切ります。何度も挫折し、いろんな人に迷惑をかけてきた彼が、また新たにスタートします。種牡馬として明確な役割を持つ馬は、結果を出さなければその瞬間で役目を終えてしまいます。人間にはそれぞれの役割や目標があります。だから、何度でも再スタートできます。それでも今回のスタートが最後だと思って立派に成長して欲しいと願っています。

最後に、「オルフェーヴルの子どもが活躍したときに、また一緒に競馬にいけるように立派な大人になることを夢見ています」と返信して終わりました。