


夕方まで何とかお天気もちました。
こんばんは、母さんです。
次のブログ当番の時は、綺麗に咲いたグラジオラスの写真をお届けしたいと思っていたのですが、今日はまだツンとした蕾の状態でした。
色が緑一色で、後ろの草と一体化して見えますね。(笑)
さて、本の話題を一つ。
先日、ミマ先生からお借りした 「夏の庭」湯本香樹実 94年。
実は私、本は読んでいるつもりでいたのですが…
この作家も知らなければ映画化・舞台化されたことも知りませんでした。
一人暮らしの今にもお迎えがきそうな老人を興味本位で観察し始めた小学6年生3人。ただの無邪気で残酷とも思える好奇心が、徐々にその老人との関わりを深め、友情のようなものが芽生えていくという話です。
老人は子供たちとの関わりで 生きる希望を見出し、子供たちは老人の人生に関わったことで、様々なことを経験します。
ストーリーに派手さはないのですが、子供たちは自分一人で煮詰まっていたことも、「おじいさんだったら何て言うだろう」と視点を変えて考えるようになるのです。
この「視点を変えて考える」ことはとても大切なことです。状況を近視眼的に見るのではなく、俯瞰で捉えられることのできる人。そういう人は、間違いなく仕事のできる人です。
話が飛躍しますが、相手の嫌がることを言ってしまう、してしまう人は、同じことを自分が言われたら、されたら と 一度考えてから行動に移してみてください。難しいことではありません。
それが本当に相手を思いやってのことなのかどうか…です。