こんばんは,たつクンです。
「最近なんだかやる気が起きない」「イライラしたり不安になったりと情緒が不安定」「ぐっすり眠れない」「食欲のコントロールが上手にできない」などの諸症状に思い当たることはありませんか。
もしかしたら,その不調の原因はセロトニン不足と関係があるかもしれません。最近よく耳にする「セロトニン」は,ドーパミンやノルアドレナリンに並ぶ脳内の神経伝達物質の1つで,人の精神面に大きな影響を与えると言われています。セロトニンは健康な日常生活には欠かせないホルモンで,気分を落ち着かせたり,集中力を高めたり,消化器官に作用して肥満を防止したりと自律神経を調整する役割を果たします。そして,セロトニン不足は,不眠や集中力の低下,注意力散漫,基礎代謝の低下,感情や食欲をコントロールできなくなるといった症状を招きます。良質な睡眠が得られるかどうかは,昼間に作られたセロトニンが夜になってメラトニンという睡眠ホルモンに上手に変化できるかどうかによって決まります。
このセロトニンを増やすには,①生活習慣の改善-太陽光を浴びる,リズム運動(歩行,咀嚼,呼吸リズム),朝起きて夜に寝るといった自然のリズムにそった生活,②食物-セロトニンの材料となるトリプトファンを含む食品(牛乳,大豆,プロセスチーズなど)を摂取することに気を付けると良いそうです。
逆にセロトニン不足を招くのは,過度なコンピューター操作,テレビやゲーム漬けの毎日,昼夜逆転の生活リズム,運動不足,などの不規則な生活が原因となります。耳が痛いでしょうか。
たかがセロトニン,たかがウォーキングやタンパク質かもしれませんが,不調に心当たりのある人は,食べ物や行動を少し変えてみると,見違えて生活にハリや潤いが生まれてくるかもしれませんので,ぜひお試しください。試してみる価値はあります!。