夏休みに入りました。
みなさんいかがお過ごしでしょうか。
さて、夏休みに入って早々の9日~10日、2年生の男子生徒と一緒に仙台に行ってきました。
写真が好きな彼は、自分で撮った写真をポストカードにし、
その売り上げを被災地に寄付するという意育プロジェクトの計画を立てたので、
まずはボランティアを通じて、現地の現状(だいぶ経ちましたが)を知って欲しいと思い、
一緒に行って来ました。
私は昨年はこの時期に南三陸に行っていましたが、今回は震災復興ボランティア団体『おもいでかえる』さんが行っている写真の洗浄のボランティアに参加して来ました。
写真のアルバムから、写真を切り取る解体と呼ばれる作業をしてきました。
アルバムは津波で流されたり、がれき中から発見されたもので、
写真がカビやバクテリアから劣化する前に洗浄し、
保存するためです。
たまたま今回担当したアルバムが、幼い子どもの写真で、
自分の娘と同じ年ぐらいの子が生まれて間もないころからの
アルバムでした。
同じ班で参加されていた仙台市内の大学生の方から伺ったのは、
今回解体作業をしたアルバムは、過去に展示をされたアルバムで、
まだ持ち主が見つかっていないということ。
この写真に映っている幼い子は、今、どうしているのか…。
東日本大震災で多くの方が被災され復興しつつありますが、
写真と向き合うことで風化してはいけないということを
強く思うとともに、
どうかこの写真が持ち主の方に、返って欲しいと思います。
1日だけのボランティアでしたが、私にとっても生徒にとっても
多くのことを知り、考える有意義な日になりました。
赫映でした。