大切な人 | 泣いて笑ってユミタロウ

泣いて笑ってユミタロウ

大学の教員に強姦されました。それを言えずに大好きな彼と別れました。彼は結婚しましたが、今でも彼が大好きです。

コンプレックスだらけの自信のない自分から脱出できるように…少しずつ、悩みながらも、自分を褒めて前向きに進みます。


コンサートの後、彼と食事に行きました。

日曜日は珍しく行く前に「なんて言い訳しよう?」と聞かれなかったので、『今日はどんな言い訳してきたの?』とは聞きませんでした。

だけど、たぶん、職場の飲み会と言ったのでしょう。





居酒屋に入りオーダーして、少しはわたしの話をしようと思って話していましたが、途中、何回か料理を持ってきた店員さんに話を遮られました。

わたしは彼の「それで?」を待ってみました。

遮られる度に「それで?」を何回か待ちましたが、彼が話題を変えて話しはじめる…





わたしが話したかったことは、変態ジジイのこと父親のこと。

彼にしかきちんと話せないから…

わたしの治療のことや裁判の進捗状況、父親の状況…。

お見舞いに2回、来てくれたけど結局、父親に会わずに帰ったから、気にしてくれていると思った。

JUJU の曲のPVで父親が亡くなるものがコンサートで流れました。

今のわたしには、すぐにこうなるかもしれないって思うので、この手のものには弱い…

何回見ても泣いてしまいます。

周りの方もグスグスしていました。

彼から父親のことを聞かれることはなく、彼がお見舞いに来てくれた時のメールに「自己満足かもしれない」って言っていたことが実際、そうだったんだなって思いました。

彼は、わたしの父親に会うという、ずっと気になっていたことを行動して、ひとつ解決できた…だけ。

早く会ったから、一緒にお見舞い行こうってことになるかなって思ったけど…話すら出ませんでした。





彼は聞きたくないという雰囲気ではなく、子供ができてからは、なんとなくわたしの話はいつも上の空です。

自分のことで人のことは考えられないんだろうな…

そういう人ではなかったけど、子供や家族を守ることで頭がいっぱいで、わたしのことなんてかまっている余裕がない。





明らかに…

わたしへの関心はないのはわかります。

たぶん…

彼の気持ちの中では、わたしは過去のオンナ。

わたしの今の生活なんて知りたいとも知ろうとも思わない。

そんな感じにわたしは思っています。





ここ数年、わたしのことに対して質問はありません。

同居人が嫌で家を飛び出したとメールしたとき、「電話しろ」と返事がきたので電話しても、そういうときもずっと子供や奥さんの話ばかりで結局、わたしの話を聞いてくれることはなかったな…

今もわたしが話さなければ、ずっと彼が子供の話をしています。

わかっている…

彼の一番は子供。

わたしは、たぶん、オークション相手や職場の仲間よりも…

誰よりも最後。

アメともさんにも言われたけど…

彼にとっては、わたしは友達。

いや、それ以下かな…





彼がわたしに対して、恋愛対象ではないことは何年も前から感じていた…

去年、彼の言動があまりにひどいことがあって、もう嫌だ!って思ったこともありました。

会ってつらい  か…

会えなくてつらい  か…

わたしにはどちらがいいのか迷っています。

もちろん、会って傷つくなら、会わずにいい人のままのほうがいいってわかっています。

だけど…

それでは、いつまでも、忘れられない。

忘れたいわけない。

彼のために、わたしは彼から消えなければいけないって思うだけ。

わたしが消えなければ、彼に迷惑でしょ。





彼が結婚するまでは、会えなくてつらかった。

会えなくても、毎日、彼の健康と幸せを祈っていました。

今よりも、ずっと会いたくて、もっと好きでした。

彼の結婚をきっかけに再会して…

彼の話を聞いているうちに、わたしはだんだん嫌なヤツになってしまったかも。

彼が奥さんの不満や愚痴をずっと聞いているときは『そんなに嫌なら別れればいいのに』って内心思っていました。

最近は、奥さんの不満を話さなくなりました。

そうすると、『仲良くなったんだ…』って寂しくなる。

日曜日、居酒屋で隣の席の奥さんがけっこうキツイ口調でだんなさんに不満を言っていました。

『あんな感じ?』って聞いたら「あそこまでではない。あんなにかみつかないよ」って…

前なら…

会話の大半は奥さんのことだったのにな…

去年くらいまでは「家を買って、自分だけの居場所が欲しい」と言っていたのに、日曜日には「自分の部屋を持つとダメだから、狭いところでいい」って変わったから、彼は今、幸せなんだなって感じました。




トイレにしょっちゅう行くし…

たぶん、奥さんにメールしているのかもね。

もう、帰りたいな…

って思ったら、オーダーストップになりお店を出ました。
 




駐輪場まで送ってくれる途中も、何回も子供のマネをしていて…

いたたまれなくなりました。

送ってくれなくていいって言おうとしているうちに、到着しました。

少し酔っていたので、酔いざまししたいこともあるけど…

早く彼と別れてひとりで思い切り泣きたかったのに、早く帰ってと言ってもなかなか帰らない。

5、6回以上、じゃあね!って言っても、帰らないから、わたしが彼をまた来た道を送りました。

「もう、ここでいいよ」と言われてからも数回、振り返ってくれるけど、わたしの気持ちはもう、ぐちゃぐちゃです。

いつもなら、うれしいことなのに…

そんなに子供のことが気になるなら、早く帰ればいいのに…なんて、ひねくれている自分が嫌で嫌でたまらなくなりました。

誰よりも、自分が嫌でした。

こんなヤツ、彼が好きでいてくれるわけない。

かわいい子供の母親である奥さんを大切に思って当然なのに…

どんどん、わたしから気持ちが離れる反面、奥さんに気持ちが向かっていることが悲しくて、たまらなかった。





とにかく、早くひとりになりたくて、手を振る彼に振り向くことなく、わたしは戻りました。

それなのに、心のどこかで、また追いかけてきて欲しかった。

なんて自分勝手。

結局、そのまま、別れました。




公園でひとしきり泣いて…

少し気持ちを落ち着かせてから帰りました。

いつもなら…

帰った頃に彼が「無事帰ったか?」ってメールをくれるのにありませんでした。

嫌われて当然。

それなのに、不安になって、また泣いて…

さらに自己嫌悪。

待っても、待っても、彼からのメールはありませんでした。

泣きつかれて、いつの間にか寝ていました。





わかっています。

わたしが悪い。

いくら話せない理由があって彼と別れたとしても、わたしが決めて、わたしが別れたいと言い出したんだから…

もう、あきらめなければいけないのはわかっています。

あきらめられないのも…

病気なのかな?





朝方、寝汗がひどくて起きたら…


…なんてこった…

わたしにとって、彼のメールを待つ時間が長く感じたけど、実際は15分くらいだったみたい。

15分の間にわたしは寝てしまいました。