こんにちはー。
松の内はお客様も少ないので、きょう模様替えをしようと思っていました。
まずは去年、藤井勉展のポスターを掲示したお礼にと藤井勉さんのお嬢様からいただいていた藤井勉さんの「風」ポスター。三姉妹でこの絵はご長女の方、うちに来てくださったのは三女の方です。
このポスターなのですが、見ていると胸がいっぱいになります。高校時代からずっと好きな絵です。
じつは実物は一度も見たことがない。
高校時代、当時取っていた朝日新聞の日曜版(だったと思うけど)にこの「風」が紹介されていて一目で恋に落ちてしまいました。
シン・エヴァの「One Last Kiss」じゃないけど、
ルーヴルに行ってモナリザを見ても、どうってことなかったわ、私だけのモナリザとっくに出会ってたから、
と思いそう。
『モナ・リザ』、見たことはないですが。実際に見た絵で言えばコローの『真珠の女』(高校時代けっこう好きでやっぱり新聞に載っていた絵を額に入れて飾っていた)もフェルメールの『真珠の耳飾りの少女』も、好きだったけどでも、私のモナリザじゃないんだなあ。
雛祭りの引き出しを引きました。おねいもとさんの手の込んだ凝った抽出しです。
岡田卓也さんの作品、
アクリルの層に絵を描いてはまたアクリルを流して出来上がる作品です。日差しが強くなったらプリズムも楽しめそう。
お!プリン同盟。
親指姫も小さいので雛祭りの仲間ということで。
こちらも抽出しに入っていたものです。
貝合わせも楽しそう。
赤いフェルトを緋毛氈にしたいところです。
やっと出せました!
阿部夏希さんのアルファベットの銅版画です。
一枚一枚を小さな額に入れてもいいのですが、
ある程度まとめて飾れたらいいな…ということで彩画堂さんにこの窓つきの額を提案してもらって、マットカラーとフレームの色の組み合わせもよく合っていて嬉しい。
去年の夏の個展を見て、
やっぱりアルファベットA toZ、フルセットで揃えたいし、違う個展で見た時の阿部さんの製本が好きだったので、
函もお願いしました。
夫婦函という名前の函で気持ちよく26枚の銅版画が収まっています。ずっと持っていたのですが、やっぱり店に飾りたいなあと思って。
入口からすぐの壁には伊山桂さんの「抱えた調子」。
ミニアチュールzero大賞受賞作品で、zero号なので絵そのものは小さいはずですが、キャンバスの側面にも絵が描いてあり、全体を白っぽい木の函のような額に収めています。こじつけではありますが、
雛祭りの人形たちも皆箱に仕舞われていて、年に一度出してもらうわけで、箱の中にある絵は雛祭りのアレゴリー…な訳はないか。絵の色彩が1月から2月の雪や空やアスファルト道路を連想させるということも決めてでしょうか。
クリスマスから1月の感じになりました。