おはようございます。
きょうはけっこうがんばった(製パンのことです)ので、
ちょっと休憩してブログを書いております。いつもはてんやわんやの今、なぜブログを書いているんだ、
という感じなんですけど。
 
さて、
 
息子がなんちゃらスマホ(グーグルなんとかという流行りモノだった気がするが忘れた)を
自宅で失くして1か月。さすがに私も探してやろうと思って昨晩30分ほど貴重な夜の憩いの時間を
寸断したのですが、でてこんわ。
 
代わりに出したかった『九州国立博物館蔵『針聞書』 虫の知らせ』が出てきたので、
情けは人の為ならずというのはほんとうです。

 

 
戦国時代に活躍した鍼治療の名医たちによる
、古写本です。写本とは昔は印刷技術がないので、ひとから本を借りて書き写すわけですが、
写すうちにいろいろな異同が出てきたり、本も和綴じの紐が切れて錯簡があったり。
あとがきによると2002年のオークションで落札したそうです(九博が)。
 
幼少時からウルトラマンやセブンの怪獣はては超獣に親しみ、水木しげる先生の描く妖怪にももちろん親しみ、
異形のものに対して可愛い♡と思う感性をはぐくんできたひとは多いと思うが、
 
私もそのひとりで、このハラの虫たちをはじめてみた時は大喜びでした。岩手県李博物館でやった企画展でこのハラノムシたちの
ぬいぐるみや書籍が売られていたのです。
 
あまりに好きなのでついに九博までただハラノムシぬいぐるみを手に入れるためにだけ遠征。
 
 
いまはどこに行ったか不明ですが、わたしのお気に入りは気積という食欲を操る脂っこいもの好きの
ハラノムシです。
 
さて、ハラノムシは多種多様なのですが、

 

 

 
最終日にかけつけた岩手県立美術館の「華麗なるベル・エポック フランス・モダン・ポスター展」
(京都工芸繊維大学 美術工芸資料館コレクション)
 
に一枚の度肝を抜くポスターが!!
 
作者不詳《エーグル農場の無菌牛乳》の広告ポスター(1895年ごろ)
 
このご婦人が覗きこんでいるおそらく顕微鏡に映っているのは
わが愛するハラノムシでは!
 
図録はあいにく売り切れだったので、ぬからずネットの古書店で『フランスのポスター 京都工芸繊維大学 美術工芸資料館デザインコレクション』(青幻舎)を入手しました。
 
このハラノムシ現象をできるだけ多くの方に知らしめたいという謎の情熱…。

 

 
まったく同じハラノムシではないですが、
デザインが似てるでしょー!!
 
ベル・エポックの時代にどのようにしてハラノムシが海を渡ってフランス人の美意識を摑み
このようなポスターに登場したのか、
 
それともすべては私の妄想なのか、
 
それはどちらでもいいのだが、
 
ねっ!似てるでしょ!
 
と言えたので満足です。
 
ではきょうもよい一日を♪