こんにちは!
きのうは一日出っぱなしでした。
なんだかんだあり、出かけたのは11時だったのですが、
 
なんと!
初の同乗者シートベルトなし、で減点…。
同乗者って息子ですが、高速の入り口でチェックされて、非常に凹みました。
 
免許証と車検証を出して、「あ、大食いの菅原さんですか?」と言われたのも悪いけどムカついた。
それがいまなんの役に立つんじゃ!私が大食いであろうとなんであろうと減点なんでしょ、という。
 
追い打ちをかけるように、また減点されると4点で免停になりますから気を付けてください、と言われて、
「もうそんなことはないです!」と強めに言い返した私。大人げないけどさ、
 
でもなんでこういう、ひとの違反や失敗を注意する立場の人って、マイナスイメージを植え付けるような
事ばっかり言うんだろうなあ。私だったら、
 
いつも規則を守るあなたのことだから次はもうこんなことはないと思うけど、
念のために言わせてね。減点が重なると免停になっちゃうからね。さあ、気持ちを切り替えていい旅を!
 
とアメリカンな感じで言われてたい。マイナスのイメージを振り払う、もうそんなことはないです!と言い返したことは
いまでもあれでよかったんだと思っている。
他人がなすりつけるマイナスイメージが人をダメにすると思っているから。

 

 
 
ということで、うちなるアメリカンなポリスに「いい旅を!」と言われたということに記憶を上書きして、
シートベルトをしていなかった息子(その後みっちりお説教)とともに北上市へ。
 
息子はあの建物をこちらに移して~と勝手に駅前再開発ゲームをやりはじめたところ。
そういうゲームがあるのか?

 

 
北上の駅前にある大きな建物(おでんせプラザグローブ)の中の
諄子美術館へ。
 

 

 
風にゆれる翅のような作品と、丸い種から発芽した双葉のかたちの作品が明るいギャラリーを
より明るく輝かせていました。

 

 

 
わかりにくいですが、壁にとりついた形で展示されていた作品。
 
最後に、この日着ていたベージュのワンピースにすごくよく合う小さな葉のピアスをみつけて
そちらを買いました。
 
松坂さんの作品は自然をモチーフにして、ろうで型を取るろう鋳金なのですが、
会場に製作プロセスのパネルがありました。
 
エレベーターですれ違った方も、私たちのあとに来た人たちも若い人たちだったので、
若いファンがたくさんいるんだなと思いました。違うかな。

 

 
息子はまた都市再開発の構想に余念がないようだった。
しかしひさしぶりに着いてきてくれたのでよかった。
私がゆっくり見ている間にしたの物産館的なコーナーで農家さんの名前の入ったお米を買っていました。

 

 
その後、水沢へ。奥州市水沢区ということになっているのですが、
ふん、水沢は水沢だ。綾波は綾波だ、みたいな。
 
Zホールに来ました。

 

 
黒猫舎さんの「宮沢賢治童話館④」を見にきたのです。
朗読劇という形ですが、衣裳や小道具に演劇のエッセンスが感じられ、
楽しませてもらいました。
 
私は宮澤賢治の童話もそれほど読んでいないので、はじめての作品もあって、
それも楽しかった。
賢治の童話にねずみが多く登場するのは、昔はそれだけねずみが
多かったということなのでしょうか。
 
宮沢賢治童話館④は7編のなかから、会場のお客様が当日選んだ3篇と歌2曲から
構成されています。
 
7編すべてを準備して7月22日から25日まで8ステージで紫波・矢巾・盛岡・奥州とキャラバン。
この暑さのなかで大変だったと思いますが、そんなことは全然感じさせないかろやかさがありました。
 
はじめて知った童話ですが「鳥籠先生とフウねずみ」はいまの時代にも通じる風刺があって、ちょっと痛快でした。
鳥籠先生の衣裳というか造形もセンスがあってよかったです。
 
黒猫舎さんは女性だけの劇団、宮澤賢治の童話や詩を舞台に、という活動をやられてきて、去年が劇団結成十周年で
「グスコーブドリの伝記」を準備なさっていたのですが、それは来年公演予定といただいたパンフレットに。

 

 
帰りにDVDを買いました。1本5本入って500円という破格の値段で、
通販もできるし、黒猫舎の会員の方に声をかけて買うこともできるようです。
 

 

 
そしてなんだかんだありまして、ギリギリで盛岡劇場タウンホールへ。

 

 
劇団ゼミナールさんの「ニューノーマル~新しい生活様式~」の
ラスステでした。
 

 

 
ゼミナールさんの舞台ではよく冒頭にスタイリッシュな映像が流れ、
音楽も映像もカッコいいのですが、
 
今回の映像は祝祭感を感じました。
 
「Mr.Blue Sky」の日本語訳の歌に合わせて、舞台には登場しない劇団員も幸せそうな笑顔で登場します。
盛岡の緑いっぱいの風景の中で、もしかしたら東京の緑も入っていたかもしれません、みんな楽しそう。
 
コラージュされた映像を見ながら、みんな元気でいたんだね、そこにいたんだね、とこちらも幸せな気持ちになりました。
 
4編の短編とミニヴァージョンの「スターな男」がこんなご時世だけれど、
それでも明るく生きていきましょう、と呼び掛けてくれたような気がしました。
 
演劇は生がいちばんいいなあ。
 
もらったパンフレットに挟み込まれたたくさんのチラシに、
盛岡の演劇が帰って来た、という気がしました。

 

 
盛岡劇場の真正面は駐車場越しに見ると捉えられるということにも、
きのうはじめて気が付きました。
 
充実の一日でしたが、またしても床に寝てしまいました(笑)。
きょうこそ布団に寝るぞ!
 
ではでは♪