(プリン同盟20周年記念展のポスターにもなっているプリン同盟会長三河渉さんの「迷宮も高くなると眺めがよくなる」)

 

こんにちは。

プリン同盟20周年記念展について、先週はイベント&石神の丘美術館内の作品を見てきたのですが、

きょうは「花とアートの森」のプリン作品も見てきました。

 

そして前回取り忘れていた作品目録も。

 

出展作家60名、作品点数181点というボリュームで、館内も展示室のみならず、ホールにもあふれる作品の数々。

マンガ、手ぬぐい、写真、銅版画、油絵、色鉛筆、水彩、立体作品、仏像彫刻などなど…。

 

なかでも三河会長の作品点数は31点に及び、新作も多く圧倒されました。

 

 

この「かるた図(しんけんに遊んだあとのおいしいおやつ)、」すきな作品だったのでまた見られてうれしい。

盛岡市内の焙煎珈琲のお店、クラムボンで開催されるプリン展で見て以来でした。

ちなみにプリン展は現在盛岡と花巻市土澤で開催されるようになっています。

 

第20回プリン展のおしらせも展示されておりました。

クラムボンで珈琲豆を頼んでから用意できるまでの間、珈琲とプリンを楽しみ、

さらにプリン展も堪能できるというすばらしいプリン展。

なお、会長謹製のプリンは常時クラムボンで楽しむことができます。

 

 

会場にはプリンかるたも展示されています。

 

なお、ショップでも販売中の『プリン同盟の機関誌 プリンタイムス1~20号合本』には、

第二回プリンかるた大会の様子が描かれており、競技かるた全国4位(『ちはやふる』でいえば1字決まりどころかS音勝負とかのレベル)の

あさくら氏が副会長に衝撃、というシーンが…。気になる方はぜひ『プリン同盟の機関誌』をお求めくださいませ。会長のサイン入り本はおススメです(なんとサインなし本とおなじ金額だ)。

 

さてさて、絵画だけではなく、機械の出品もありました。

 

 

これは「風力でプリンを揺らす」機械。

 

 

「雨水でプリンを揺らす」機械もありました。

プリンが揺れることを至福と考える作者の気持ちがよく伝わる作品群です。

ほかにも「プリン測定の記録」「プリンを限界まで揺らす」などなど、なぜそこまで…と絶句しつつそのきっちりした機械に目を凝らしてしまいます。

中でもいちばんシュールだったのがこちら。

 

「プリントカラメルの分離」。

 

なぜですか。なぜ分離させたいのですか。

 

使用図まで添えられており、もはやプリン機械は三河会長の独走態勢。

 

かと思えば「春と修羅」ならぬ、「プリンと修羅」、

 

「舞のほうびに娘サロメが得たりしヨハネの首にプリンを食わせしめんとする王妃ヘロデヤ(フィリッポ・リッピの壁画より)

などではプリン画のゆるさのみならず、プリンの魂さえ感じさせます。

 

 

また会員たちとのゆるやかなコラボとでも申しましょうか、

三河会長の「ねはん図」あれば、

 

「ぷりん地蔵」(千葉勉さん、木彫(桂))あり。

 

このぷりん地蔵さまが捧げているプリンの表現力にも瞠目してしまいます。

 

 

「えいえんにかさねつづける」は三河会長の決意宣言のようにも受け取れる作品です。

そうですか、永遠に重ね続けるとおっしゃるのですね。

 

今回20段プリンを完食した私ですが、20段積み上げたプリンはリアルにこの形状でした。

 

(つづく)