おはようございます。
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おはようございます
 
きのう観てきた(後期が見られたらうれしいなー)「河鍋暁斎の底力」、
 
もともと暁斎はすきで、特に下絵には魅力を感じていたので、
松園と栖鳳、暁斎は下絵展があれば喜んで出かける私です。絵が上手いひとの下絵はものすごくおもしろい。
 
 
ということで、本展は暁斎の勝負どころは下絵だ、というコンセプトなんですが、今回喜んだ絵のひとつがこちら。
 
 
電信柱。
 
電信柱が描いてあるー。暁斎は江戸の終わりの方に生まれ、明治に亡くなったので、文明開化の象徴であるような電信柱も画材として魅力に映ったのでしょう。
 
天保2年(1831)に生まれ、
明治22年(1889)、数え年ですが59で亡くなっています。
 
 
いまの私とほとんど変わりない年齢で亡くなったのかと思うと、不思議な気がします。
 

子どもの頃から空を見上げるのは好きでしたが、電信柱や電線に心惹かれるようになったのはここ20年くらいです。
 
電線を地中に埋めてスッキリした風景を、という趣旨のエッセイを昔読んだことがありますが、私は電線に郷愁を感じるので、できればなくならないでほしいなあ。
 
電線に止まる雀や電柱に止まってあたりを威嚇するカラスも、一緒になくなっちゃいますからね。
 
ではきょうもよい一日を♪