おはようございます。

師走となると思い出されるのが、横浜は大晦日に港に停泊中の船が一斉に汽笛を鳴らして、新年を告げるというやつですよ。

『ガラスの仮面』の連載がはじまって間もないところで、「椿姫」のチケットのために大晦日の出前を一人でやる主人公北島マヤ。

 

昔の少女マンガにありがちな意地悪なラーメン店のお嬢様(微妙なお嬢だが)がチケットを海に投げ、マヤは何も考えずに海に飛び込む。すごい絵。たしかにこの後つぎつぎに襲い来る過酷な試練にもケロッと立ち向かえそうな強靭さはここから会ったのだと思える。

 

 

椿もいろいろありまして、これも椿。椿のあの特徴的な蕊がありませんが、蕊が花びらになったんですって。変化すごい。

 

大晦日の晩に横浜で道がわからなくなって、途方に暮れていたときにたしかに、ボー――という響きをきいて、

 

あ、あれだ、ガラスの仮面の海に飛び込むやつだ、と思ってなぜか元気を取り戻し、這う這うの体で予約していたはずのホテルにもぐりこめた私たちでした。12月というとクリスマスより大晦日の方が思い出が多いな…。

 

では2020年最後の月も元気に健やかにお過ごしください。

よい一日を♪