スマホのメモを見ていたら、


張り付いたブック太ももに雨で張り付いたスカートの薄い布地をつまみ上げながら女の子たちがあるいていた。


…というメモが発掘されたが、張り付いたブックって何。

それで思い出したのは雨の日の張り付く制服のスカートですよ。


中高と自転車通学だったがスカートが雨で張り付くとスピードが落ちるしイライラした。雨の日はレインコートの下の方のボタンを外して、そこにビニール風呂敷を装着して、スカートが濡れないように工夫するのだが、そのミミっちい工夫も、

当時は穴だらけの道路だったから大きな水たまりを飛ばしてきた自動車がバシャッとハネれば一発で濡れ鼠である。

レインコートも全然役に立たないし、雨が降ったら濡れた格好で教室に入るのは当然と思っていた。

教室についてタオルで拭くくらいはしただろうか。いや私がスポーツバッグにタオルを入れて置いたことはないので(タオルとか制汗スプレーとかドライヤーとかヘアスプレーとか、気の利いた女子なら入れそうなものは一切入っていない)、そのまま濡れた制服を体温で乾かしたと思う。

しかしそれで風邪ひとつ引かない。若い時には気づかなかったけど、若いって無敵よな。

雨に濡れて風邪をひくとかお風呂から出て髪を乾かさないと風邪を引くとか、それは迷信でしょうと思っていました。

いま息子に窓を開けっぱなしで寝ると風邪をひくとかお風呂から上がったらすぐ服を着ないと風邪をひくとか、うるさく言っているが、

どうせ1ミリも耳に入ってないんだろうなあと思っています。

それにしても雨で肌に服の布地が張り付くあの感触、もうずっと味わっていないのに容易に思い浮かべられるってやっぱり若い時の苦労は買ってでもしろ違うでも。